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専門家ボードのメンバーはどんな人?㉖(感染制御チーム 菅原えりさ先生)

こんにちは。東京iCDCの事務局です。
東京iCDCの専門家ボードに参画いただいている先生方を順番に紹介していきます。
26回目は、感染制御チームの菅原えりさ(すがわら えりさ)先生です。

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―Q 最初に自己紹介をお願いします。

東京医療保健大学大学院の菅原えりさと申します。
この度、東京iCDC感染制御チームメンバーとして参加することになりました。
私は、病院内の感染制御を専門に、長年都内の病院で病院内感染のリスク低減活動を行ってまいりました。現在は大学に身を置き、感染制御の研究やそれに携わる看護師の育成に従事していると同時に、昨今頻発する自然災害被災地の避難所の感染制御を支援する活動も3.11以降継続的に行っております。
新型コロナウイルス感染症パンデミックが始まって以来、感染症の蔓延というものが如何に生活そのものを脅かし、また、生活を変化させてしまうものかを、改めて知ることとなり、この仕事が人々の安全を支えていたことを実感しております。感染制御に携わってきた者の一人として今までの経験を活かし、東京iCDCでお役に立てるよう努力してまいります。

―Q 次に先生の経歴を教えてください。

1981年 横浜赤十字病院就職
1983年 日本赤十字社医療センターに異動
1995年 日本赤十字社医療センター 看護師長
2001年 感染管理認定看護師取得
2005年 感染対策室専従感染管理担当者
2012年 東京医療保健大学大学院感染制御学博士後期課程修了
2013年 東京医療保健大学大学院 医療保健学研究科 感染制御学 准教授
2016年 東京医療保健大学大学院 医療保健学研究科 感染制御学 教授(現職)

―Q 最後に都民の方へのメッセージをお願いします。

辛い制約のある生活がもう2年も続いています。疲れもピークでしょう。
東京のような人口が多く密集している都市では、このようなウイルス感染症は蔓延しやすいのですが、皆様のご努力におかげで世界にくらべ陽性者数は少なく、「東京」は頑張ってまいりました。
今、ワクチン接種もはじまり、うっすら出口の光が見えてきたかに思いますが、今までの努力が結実するその日まで、もうひと踏ん張り都民の皆様と歩んでいきたいと思います。
また、この感染症を切り抜けた後、次に備え、感染症から身を守る生活、また、感染症を引き起こす微生物との共存など、より安全な新たな日常生活のあり方について取り組んでいきたいと思います。

―お忙しい中、ご協力いただきました菅原先生ありがとうございました。

東京iCDCでは、今後も専門家ボードに参画いただいている先生方の紹介記事をnoteにて発信していきます。引き続き、東京iCDCの活動にご注目ください!


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