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第1回 新型コロナの流行を振り返って ー都民1万人アンケート結果から

こんにちは。東京iCDCリスコミチームです。

リスコミチームでは、都民のみなさまが新型コロナに対してどのような意識を持ち、どのように行動しているのか、その実態を把握するため、新型コロナへの対応等についての都民アンケート調査をこれまで実施してきました。
新型コロナの流行から4年が経過した時点で、都民のみなさんが新型コロナ、さらには将来の感染症流行についてどう思い、どう行動しているのかを今年2月に調査しました。

調査の概要は次の図のとおりです。調査対象は東京都在住の20代~70代の方とし、サンプリングは都内人口構成比率に合わせた割当抽出を行いました。調査期間は2024年2月9日〜同年同月19日、有効回収票数は10,531です。

回答者の性別、年代など 基本属性については下の図をご覧下さい。

新型コロナの流行から4年が経ち、今なお感染は続いていますが、これまでを振り返って、新型コロナについての経験や考えを尋ねました。
まず、陽性の判定経験について、回答者の30%が「ある」と回答しました。
後遺症についても尋ねたところ、一番下のグラフにあるように、コロナ陽性判定経験のある人のうち、25%が後遺症を疑う症状があったと回答しています。

次のグラフは後遺症による日常生活への支障について尋ねた結果です。後遺症を疑う症状があった人のうち、約85%が日常生活への支障があったと回答しています。下のグラフがその内容です。「相談先が分からなかった」「不安でふさぎがち」「仕事、学校を休んだ」など、様々な影響が生じていることが分かります。

次のグラフは、新型コロナ流行を振り返って、特に困ったこと、つらかったことを尋ねた結果です。「旅行や遊びに出かけられなかった」が約30%と最多となっています。さらには、「友人に・家族親族に会えなかった」、「面会できなかった」など、人と会えなかったことがつらかった、とする回答が多くなっています。

次のグラフは、よい影響はあったかを尋ねたものです。「健康に気を使うようになった」のほか、オンラインを活用しての働き方をあげる回答が多くなっています。

新型コロナを原因とした意見の相違や対立の経験についても尋ねました。およそ7割が「なかった」と回答していますが、ワクチンやマスク着用に関して、それぞれ約15%、12%と、やはり意見の相違・対立があったことが分かります。

結果報告の第2回では現在の感染対策や今後も定着してほしいことについて、第3回では今後のパンデミックについて記載しています。ぜひご覧下さい。


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