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専門家ボードのメンバーはどんな人?⑨(微生物解析チーム 森田 公一先生)

東京iCDCの専門家ボードに参画いただいている先生方を順番に紹介していきます。

9回目は、微生物解析チームの森田 公一(もりた こういち)先生です。

Q.最初に自己紹介をお願いします。

A.このたび、東京iCDC専門家ボード、微生物解析チームメンバーとなりました長崎大学熱帯医学研究所長の森田公一です。1981年以降、熱帯医学研究所に籍をおきウイルス感染症の診断、治療、予防に関する研究を行っています。また、1995年から3年間は世界保健機関(WHO)へ出向して国際感染症対策にも携わりました。現在、当研究所はWHO研究協力センター(熱帯・新興ウイルス感染症)として指定をうけ、私はそのセンター長としてもアジア・アフリカ地域で感染症対策や人材育成に協力しているところです。

森田(ホームページ等掲載)

Q.次に先生の経歴を教えてください。

1981年に長崎大学医学部を卒業し、1985年に長崎大学大学院(医学博士)を修了しました。その後、長崎大学熱帯医学研究所助手、ニュージャージ医科歯科大学助手、長崎大学熱帯医学研究所講師を経て、1995年からWHO西太平洋地域事務局感染症対策課(課長)にて勤務しました。1998年に長崎大学熱帯医学研究所に復帰したのち、2001年10月より熱帯医学研究所ウイルス学分野教授、2013年4月より2017年3月まで同所長を務めました。2019年から再任しています。専門は熱帯性ウイルス感染症、新興ウイルス感染症です。

Q.最後に都民の方へのメッセージをお願いします。

A.皆様ご存知のように感染症は国境をまたぎ瞬く間に伝搬する病気です。一国のみならず世界全体で対応しなければならないものです。とくに新型コロナウイルス感染症の様に伝搬力の強いものは国内対策でも、国全体で対応せずして効果的なコントロールを達成することはできません。とはいえ、我国の人口の10分の1の人々が生活し、経済、文化、教育の中心である東京都で効果的な対策を実施することは、他の地域にとっても極めて重要です。ボードメンバーとして少しでも貢献したいと思っております。


お忙しい中、ご協力いただきました森田先生ありがとうございました。

東京iCDCでは、今後も専門家ボードに参画いただいている先生方の紹介記事をnoteにて発信していきます。引き続き、東京iCDCの活動にご注目ください!


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