見出し画像

専門家ボードのメンバーはどんな人?⑮(研究開発チーム 大毛 宏喜先生)

こんにちは。東京iCDCの事務局です。
東京iCDCの専門家ボードに参画いただいている先生方を順番に紹介していきます。
15回目は、研究開発チームの大毛 宏喜(おおげ ひろき)先生です。

写真

―Q 最初に自己紹介をお願いします。

広島大学病院で感染症診療と院内感染対策をしています。

病院にはウイルスや細菌が住み着いて、院内感染の原因になることがあります。病院内を綺麗にする方法は、これまで手作業による拭き掃除に頼ってきました。こんなに医療が進歩したのに、掃除の方法だけは昔から何も変わっていないなんて、おかしくないですか。

何年か前に新しい紫外線技術に出会って研究を始めたところ、薬剤耐性菌に驚くほど効果があることがわかりました。今回の新型ウイルスでは、患者だけでなく医療従事者を守るために紫外線が活用できるのではと考えています。そのデータを元に、病院だけでなく日常生活の様々な場面でウイルスから身を守ることができればと期待しています。

今回東京iCDC専門家ボードメンバーに加えて頂き大変光栄です。これまでの研究成果を活かして、世界中に役立つ感染対策の方法を発信していくことができればと考えています。

―Q 次に先生の経歴を教えてください。

1991年 広島大学医学部卒
1991年 広島大学第一外科医員
2002年 ミネソタ大学大腸外科留学
2004年 広島大学大学院外科学助教
2010年 広島大学病院感染症科教授
2018年 広島大学病院副病院長

―Q 最後に都民の方へのメッセージをお願いします。

長い歴史の中で、人類は様々なウイルスを相手に、攻め込まれたり根絶させたりと綱引きを繰り返してきました。今回の新型ウイルスは手強い相手ですが、未だかつてやられっぱなしになった例はありません。巻き返しを図るためにメンバー一同力を合わせて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。


―お忙しい中、ご協力いただきました大毛先生ありがとうございました。

東京iCDCでは、今後も専門家ボードに参画いただいている先生方の紹介記事をnoteにて発信していきます。引き続き、東京iCDCの活動にご注目ください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?