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専門家ボードのメンバーはどんな人?⑦(検査・診断チーム 三鴨 廣繁 先生)

東京 i CDCの専門家ボードに参画いただいている先生方を順番に紹介していきます。
7回目は、検査・診断チームの三鴨 廣繁(みかも ひろしげ) 先生です。

Q.最初に自己紹介をお願いします。

A.愛知医科大学感染症科・感染制御部の三鴨廣繁と申します。この度、東京iCDC専門家ボードの検査・診断チームの一員として名前を連ねていただき光栄に存じます。
私は、さまざまな感染症の病態解明、適切な診断法の開発、適切な治療法の開発と確立、感染対策、感染予防を中心に、臨床診療に携わりながら、基礎的な研究にも関わって参りました。
現在、私は、愛知医科大学病院で、感染症科においては診療責任者として、感染制御部感染管理室においては医療関連感染対策の立案と実践責任者として、感染制御部感染検査室においては感染症診断の責任者として従事しております。
COVID-19との戦いは続いておりますが、これまで培ってきた知識と経験をもとに、微力ではございますが東京iCDCの活動に貢献したいと考えております。よろしくお願いいたします。

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Q.次に先生の経歴を教えてください。

A.私は、名古屋大学文学部仏文学専攻を卒業した後、岐阜大学医学部を卒業して医師になりました。岐阜大学医学部卒業後は、産婦人科医として診療、研究、教育に従事してきました。研究については、嫌気性菌感染症を専門にして参りましたが、1990年代初めからメチシリン耐性黄色ブドウ球菌の院内感染が問題になり始めた頃から病院の感染対策にも従事してきました。ハーバード大学に留学した後、約3年間は基礎医学教室で基礎研究をしておりましたが、2007年から現在の愛知医科大学に着任し、再び臨床医として勤務しております。最近では、薬剤耐性菌に対する研究、腸内細菌叢や腟内細菌叢と各種疾患の関わりに関する研究も進めております。感染症診療において、診断は基本です。各種感染症の診断法の開発と確立を目指した研究も進めておりますので、東京iCDCでは少しでもお役に立てればと考えています。

Q.最後に都民の方へのメッセージをお願いします。

A.COVID-19との戦いが続いており、都民の皆様も疲弊感が日々増していると思います。我々、医療関係者も皆様と同じように疲弊感が増加していますが日々頑張っています。これまで人類は、さまざまな感染症に打ち勝ってきました。COVID-19にも必ず勝利する日が訪れるはずです。都民の皆様におかれましては、毎日発表される検査陽性者数が多くても、決して「コロナ慣れ」しないで、これまで通り感染対策の基本を忠実に守っていただけますようお願いいたします。


お忙しい中、ご協力いただきました三鴨先生ありがとうございました。  東京 i CDCでは、今後も専門家ボードに参画いただいている先生の紹介記事をnoteにて発信していきます。引き続き、東京 i CDCの活動にご注目ください!

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