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箱根駅伝名物のフリーザ様御一行はミーハーの理想を体現していた(前編)

1月3日に箱根駅伝の復路第7区を観戦してまいりました。箱根駅伝ウォッチャーにはお馴染みのフリーザ様ご一考に会うためです。
ここで、ミーハーの理想形を見ました。


フリーザ様とは

箱根駅伝復路第7区の通過点「二宮」に現れるコスプレの方々です。
ニコニコ大百科に詳しい説明があります。

かれこれ10年以上のキャリアがありまして、放送に映り込むたびにXや5ちゃんねる実況板は盛り上がります。

箱根駅伝観戦記(前半です)

2日の往路を見て会いたくなった

ミーハーな私ですがこれまで箱根駅伝を直に見に行ったことはありませんでした。家からそれなりに遠いことと、東京付近は相当混み合うからです。

しかし、この記事を見て、「朝早いけど、フリーザ様に会いたい」と思いました。

二宮駅のシャケーザ様と遠くから見る家族

ほぼ始発で出発し、7時50分に二宮駅に到着しました。駅名は知っていましたがこれまで降りようと思ったことはありません。海沿いの静かな駅です。

二宮駅

改札を出ると出口が左右にあります。下調べをほとんどしていない私は迷ってしまいましたが、すぐに行き先がわかりました。
なぜなら、シャケーザ様がいたからです。

目立ちすぎるシャケーザ様。隣のザーボンさんはスツールやマスクで隠していましたが緑の髪とお顔は人の目を引きます。


シャケーザ様は2019年から箱根駅伝に参戦している常連さんです。
https://twitter.com/youkaininngenn

二宮駅から観戦スポットまでバスで行くことができます。およそ30分ほどの待ち時間があり、その間シャケーザ様ご一考は駅の近くで目立たないようにメイクアップしていました。

ある程度落ち着かれたら写真を撮ってもらおう、ミーハーな私は決めました。

バス停の周りには箱根駅伝目当てのお客さんが集まってきました。お父さんお母さん、そして高校生の娘さんの家族がいます。人が並ぶバス停から離れ、シャケーザ様たちの着替えを遠巻きに見ています。でも、一定の距離を取り、それ以上は近づこうとしません。

お母さんに話しかけました。「写真撮りに行かないんですか?」
お母さんは「撮りたいんですけど、恥ずかしくて。。 よかったら先にどうぞ」

これまで幾度と現場を経験していますが、最初に声をかけるのはいつだって緊張します。が、これもプロミーハーの務め。

シャケーザ様に声をかけます。「おはようございます。よかったら写真撮っていただけないでしょうか?」

シャケーザ様は「もちろんですよ! 撮りましょう撮りましょう」と快諾してくださいました。

すると、先ほどの家族も近くに来てくれました。私はiPhoneを娘さんに託しました。娘さんは扱いに慣れていて、縦と横で手際よく撮影してくれました。

次は家族の番です。「私たちもいいですか?」
お母さんが恥ずかしそうにシャケーザ様に話しかけます。シャケーザ様が断るわけもありません。

すると、さらに遠目から見ていた学生の集団や家族がシャケーザ様の近くに寄ってきました。バスが来るまでの撮影会です。

二宮駅での即興撮影会。みなさんいい表情です。


ミーハーのその「ひと声」が幸せの輪を作る

フリーザ様の本隊と合流する前ですが、すでに私は幸せを感じていました。ミーハー体験を独り占めすることなく、周りの人と一緒に楽しめたからです。

  • シャケーザ様に出会えたこと(私自身のミーハー体験)

  • 3人家族をはじめ、みなさんも写真が撮れたこと(ミーハー体験の連鎖)

  • シャケーザ様たちにとってもよかった、たぶん(ミーハー体験の返礼)

すでに心が昂っている私は、バスではなく徒歩で現地に向かいました。

後編に続きます。

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