国産紳士靴のススメ~もはや欧米一強の時代ではない~

知らないだけで
あなたの周りに国産紳士靴は
どんどん増えてきています。

今こそ、日本の革靴を履いてみませんか?

日本は革靴後進国「だった」

問題:日本の革靴メーカーを5つ挙げてください。

って言われたら、靴好き以外は
答えに困ると思います。一方、

海外の靴メーカーを5つ挙げてください

と言われたら、ちょっと靴に興味あれば
たぶん答えられると思います。

要は、国産紳士靴のメーカーって
バツグンに知名度が低いんですが、
それは仕方がない部分もあるんです。

日本は世界的に見れば先進国ですが、
革靴に関しては後進国です。

足袋や草履が主流であった日本において
西洋の靴が庶民に出回ったのは戦後からなので、
まだ70年ちょっとの話です。
(軍靴を含めても150年くらいの歴史)

ヨーロッパでは工業製品として
大量生産し始めたのは19世紀後半ですが、
手縫いでの製造は1600年代からなので、既に300年以上。

ダブルスコアで歴史の深さが違います。

しかし…日本を飛び出て
イギリスやイタリアといった
革靴大国で修行した職人さんが

日本で靴作りを展開し始めたことで、
徐々に国産革靴が世に出回りはじめました。


しかも、欧米に負けず劣らずの
高品質な革靴が出回っています。

あなたが国産革靴を検討すべき3つの理由

さて、ここからはあなたが
国産革靴を検討すべき理由について
3つの視点から解説したいと思います。

1、手頃な価格で選択肢が豊富

大体日本のメーカーの革靴は
5万円前後が主流。

海外のメーカーだとその価格帯では
選択肢が限られてきますが、
国産革靴だと色々選べます。

ただ、一つ注意しなければいけないのが
日本人は世代によってかなり足の形が変わります。

よく国産革靴の説明文に
「日本人の足の形に…」といった
文言がありますが、

例えば、「日本人は甲高幅広」
といった悪しき伝統は現代の
2,30代にはあまり通用しません。

今時の若い人は平均的に

・踵が細く
・甲が低く

なってきているそうです。
(某浅草の靴屋さんいわく)

もちろん、足の形なんて
全員違うのでひと括りになんて
絶対に出来ませんが、

日本の革靴メーカーであれば、
若い人から老いた人まで手頃な価格で
自分にあった靴を選ぶことが出来ます。


2、アフターケアが頼もしい

国産革靴の生産に
携わる人は日本人です。

工場は海外だとしても、
担当者が日本人なので、
問い合わせが非常にスムーズ。

特に紳士靴に付き物の修理関係ですが、
購入したメーカーに頼めば格安で
引き受けてくれたりなど、

購入後のサービスに
力を入れているメーカーも
たくさんあります。

私が愛用する東立製靴の
ショーンハイトではレザーソールの
オールソールを9000円でしてくれます。

この価格にピンとこない人も
いるかもしれませんが、

9,000円というと市場の修理価格の
半額に近い金額
です。


3、ぶっちゃけ欧米よりも質が高い←

例えば海外のメーカーで15万円で
販売されている革靴があったとしましょう。

国産革靴なら、同じクオリティの靴が
10万円、もしくはそれ以下の金額で
販売されています。

もちろん、関税や現地スタッフの賃金、
為替レートの影響もありますが、

国産革靴でも3万円出せば
それなりのクオリティは保証されます。

感覚的には

海外の革靴=値段と品質が価格相応
日本の革靴=値段と品質が釣り合ってない

という感じです。当然、


「いつかはジョンロブを履きたいんだ俺は!」

という夢を邪魔するつもりは
毛頭ありませんが、特に無いなら
日本の革靴で十分です。

さいごに

駆け足で色々と説明いたしましたが、
もはや海外の靴だから良いという時代では
無いと私は思います。

日本にも海外に引けを取らない
素晴らしいメーカーが本当に
たくさん存在しています。

これからは私からも少しづつ
そういった素晴らしい国産革靴メーカーを
ご紹介出来ればと思います。

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