あなた、レッドウィングジャパンに騙されてますよ

レッドウィングって
ブランドマーケティングが徹底してますよね。


そもそもレッドウィングは
現場作業員のためにあるメーカー


これを見てくれる方は
恐らく

レッドウィングを知っている

もしくは

レッドウィングを持っている


方がほとんどだとは思いますが、
改めてレッドウィングをご紹介。


1905年、アメリカミネソタ州のレッドウィングという街で、チャールズ・ベックマンが14人の仲間と共に「Red Wing Shoe Company」という名の小さな工場を設立。現在でも、アメリカ国内での生産にこだわり、本格的な作りに相反した控えめの値段設定などの条件が重なり、世界中のワークブーツを代表するブランドへと成長した。
Wikipediaより


というレッドウィングなのですが、
作業する場所や環境に応じて様々なモデルを取り扱っています。

例えば、

アイリッシュセッターはレッドウィングの代表モデルですが、
狩猟用や農作業用として開発されました(主にソールが)。


ラインマンは電線工の人に、
アイアンレンジは鉄鋼マンというように
まさに現場作業員のためのメーカーです。


特にエンジニアブーツは
元々鉄道関係者に向けて作られたそうですが、
いつの間にやらバイカーお馴染み商品。

何を隠そう、私が始めて買った
レッドウィングもこのエンジニアブーツで、
10年経った今でも現役バリバリです。


それくらい、時代や職業を超えて
愛されるレッドウィングですが、
じつは日本と本国アメリカでは


商品ラインナップが違います。


アメリカと日本の公式サイト比較

まずこちらが日本のオンラインストアページ。

http://www.redwingonlinestore.jp/

そして、こちらが本国の公式ページ。

http://www.redwingshoes.com/

お気づきの方も多いと思いますが、
本国のトップページに出てくる靴は
日本では取り扱っていません。


あのWikipediaにもちゃんと、

日本では、レッドウィングジャパン (Red Wing Japan) が輸入や企画・生産などを執り行っており、アメリカのレッドウィング社とは型番やモデルが違うものとなっている。

って書いてあります。


ちなみに本国の公式ページを
色々見てみると、

もちろん
アイリッシュセッターだとか
エンジニアブーツも扱っています。


ただ、いわゆる「今時の安全靴」
ちゃんと売られています。


日本で言えばワークマンとか
ミドリ安全靴にありそうな靴を
レッドウィングも販売しています。


そして、本国アメリカでは
日本で売られているような靴を
「Heritage(ヘリテージ)」と言い表しています。


意味を調べると遺産とか出てきますが、
この場合の意味合いとしては

「伝統」

が妥当だと思います。


つまり、日本向けのマーケティングでは
昔ながらの伝統靴のみがレッドウィングとして
扱われているということになります。


要は、

レッドウィングアメリカ=安全安心な作業靴を現代社会に提供
レッドウィングジャパン=昔ながらのアメリカを感じる靴を提供

というように、
根本的にブランドマーケティング戦略が違ってきます。


最初この事実を知った時は
ちょっとショックでしたけどね笑


でも、今となっては
そんなことどうだって良いのです


分かった上で日本の思惑に乗っかろう


こうなってしまった原因は
大小様々あるのでしょう。


安全靴だけを求めるなら
わざわざレッドウィングを
履く意味なんてありません。


だからこそ、労働というフィルターを
通して伝わる「かつてのアメリカのリアル」
レッドウィングで表現したいんでしょう。


だったら、それで良いと思います。


なぜなら、私自身その世界観に
魅せられた一人だからです。


所さんの世田谷ベースとか
マジで大好物です。


なのでこれ以上、
とやかく言うのは野暮ってもんです。


日本とアメリカではレッドウィングに対する
考え方・見せ方そのものが違います。


それを理解した上で、
一緒にレッドウィングを
履き込みましょう。


経年変化と共に
唯一無二の相棒となるでしょう。


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