見出し画像

八丈島でスマホ体験会をやってみた。(八丈町ご紹介編)

東京から南へ約280kmの太平洋上に位置する八丈島。人口約7,100人(令和3年1月住民基本台帳による人口)が暮らす、自然豊かな常春の島。
今回は、この八丈町などが進めているデジタル化に関する取組や、高齢者向けスマホ教室&相談会について、ご紹介します。

※この記事は全2回でお送りします。

八丈島のデジタル化への取組

インターネットが普及している現代と言えどもデジタルをどのように取り入れているかは、人、環境、状況等により様々です。今回訪問した八丈島ではどのように浸透/活用されているのか拝見させて頂きました。

① 八丈高校のデジタル化への取組

まずは、後半でお伝えするスマホ体験会でお世話になった八丈高校のデジタル化の状況をご紹介します。
島しょICTモデル校となっている八丈高校は、高校生一人PC一台としてSurfaceが配布されています。ITチームに所属されている教員の方にお話を伺いました。

先行的に教員に配布され二学期から生徒に配布されています。始めの数か月が苦労でした。生徒はスマホに慣れているため、当初は『PCを開きたくない…』と言っていた生徒もいましたが、教員・生徒間の教え合いの効果で、今では授業や連絡事項は全てTeamsを利用、また予習授業としてYouTubeでの配信や、授業でオンラインの文書共同編集作業をしたりと利用が進んでいます。

短期間でありながらツールの利活用もかなり浸透しており、逆に私達も業務で見習わなければならないほど進んでいます。
また島であるがゆえに島の社会以外の交流機会をなかなか得ることができない高校生の為に50インチ越えの大きな会議用のディスプレイも設置されていました。こちらは、島外や島しょ間の会議への利用のみならず、本土まで気軽に足を運ぶことができない受験生のために大学見学に利用されたりしているそうです。

画像3

② デジタル活用協議会運営

本年度から東京都は、八丈町と連携し「島しょ地域におけるデジタル技術を活用した社会課題解決」プロジェクトを進行中です。
このモデル事業は、島しょ地域の様々な社会課題について、八丈島をモデルにデジタル技術を活用した解決策の検討・推進を図り、有効な取組について他島に順次展開することで持続可能な島しょ地域の発展モデルを作ることを目的としています。

具体的な実証事業の一つとして八丈島デジタルスクールの開校によるIT人材育成事業があります。資料はこちら
こちらは八丈島の魅力を体験しながら専門知識を学ぶことができる講座を設け、関係人口の創出から島への移住・定住促進につなげる計画です。ITエンジニアとして企業採用が期待できるレベルの人材育成を目的とした講座となっており、2つのデジタルスクールがあります。

一つ目のスクールは、eラーニングを利用した4ヵ月のオンライン講座です。仕事をしながら学べるところが魅力!の反面、eラーニング…と想像すると挫折してしまいそうですが、チャットによるフォローや週一回のオンライン集合講座で講師とのコミュニケーションがありサポート体制が工夫されています。また年末に八丈島合宿を行いチームでシステム開発を開始、3月の修了に向けてオンラインにて各自開発を継続するという実践に近いカリキュラムもあります。ちょうど訪問した際にデジタルスクールの入学式だったので様子を拝見してまいりました。当日島内外から25人ほどの参加者が集まっており、島内の注目が高いようで参加者の半分は島の方であり、中には高校生も6名参加していました。皆さん緊張した面持ちの様子ながら、最後に生徒代表の方からの「ひとりではなくチームとしてゴールを目指す!」というご挨拶がアツく印象的でした。

画像6

もう一方は、短期集中型のスクールです。こちらは少人数による三週間の短期集中講座が設けられており、希望者は合宿用の住宅棟に滞在する事も可能で、八丈島の自然を満喫しならデジタルを学ぶことができます。八丈島に滞在されていた講座運営者の方からお話を伺いました。

「島の皆さんがオープンでとても良い方ばかりで色々協力して下さります。こちらのポスターを作成する際も助けてもらい、八丈島の課題解決や雇用促進等、島に何か恩返しがしたいと考えています。」

通常の地域解決のソリューションはシステム構築した後のフォローアップが行き届かないのが現状ですが、こちらのような島に拠点を置いたアプローチだと継続的な解決が期待できそうに感じました。これで更にスキルを付けた島の方も活躍できたら相互利益+αですね。

画像7

前半は八丈島におけるデジタル化の取組を紹介しました。後半はスマホ体験会の様子をお届けします。当日はどんなことが起こるのか・・・?お楽しみに!

執筆者:澤田 裕美(デジタルサービス局戦略部デジタル推進課)
編集:星野 惇(デジタルサービス局戦略部戦略課)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?