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バナギオってなんだよ

こちらの動画についてのお話です

ぱんちどらんか~さん主催の出し物蘇民祭2022に提出した作品です

最後に投稿した動画は2019年5月1日投稿だったので、ちゃんと編集した動画を作ったのは3年半ぶりとかですかね

自分は元々アイドルマスター シンデレラガールズの二次創作動画を中心とした動画投稿者だったんですけどいつの間にか動画作るのやめちゃってましたね
これが92本目の投稿動画らしいですよ

本題

さて、この動画を作った経緯です
ここから先はお話作りの自分の手の内をガッツリ書いていくので閲覧注意です

大まかな流れは上のツィートの通りなんですけど、ここではもっと詳しくお話しできればなと思います

そもそもの始まりは10月の中旬ごろですかね
家族が富岡製糸場の特集みたいなのをテレビで見ていて、富岡精子場なら英語でトミオカザーメンファクトリーだなって思いメモ帳にストックしておいたんです
それで11月2日、久々に奇文メールを書こうかなとか思った時にふと「これを動画にして蘇民祭に投稿するのはどうだろうか」って思いつきました

しかし、蘇民祭はその週の土曜日
翌日翌々日も予定があったので実質その日の内に動画を完成させる必要がありました

時間も無い、具体的なプランも無いという状況でお話作りがスタートしました

まずはトミオカザーメンファクトリーから考えます
初めに思い浮かんだ設定は工場見学でした
その方面で考えた設定の中には従業員が食べているちんぽによく似た果物バナギオとかありました

ただ、動画素材集め等が間に合いそうにないのでこの方面はボツ

逆に動画が作りやすいテーマで考えて昔話の設定になりました

ここで問題となるのが昔話にトミオカザーメンファクトリーをどう登場させるかになります

昔話のベタな展開に主人公が何かに変身して今も見守っているんですよエンドがありますよね
この感じで主人公をトミオカザーメンファクトリーに変身させることにしました

そうなってくると主人公が射精するシーンが必要です
そのためにエッチな単語を聞くとおちんちんをしごき倒す主人公に決まりました
こうなってくるとお話はなんとなくの流れで作れます

最初に主人公の設定を簡単に説明、事件が起きてそれを解決し、最後に変身して締めがベタな流れですね
事件として山姥が襲来、主人公の優しさに触れて山姥が若い女に変身、これが主人公の変身の振りになってるみたいな感じでお話が完成

自分のモットーとしてなるべく人を傷つけない笑いを目指しているので、主人公の名前も検索してもランダム生成された4文字の単語を書き連ねたカクヨムの小説しかヒットしなかったバナギオを流用

お話が完成したところで動画の方向性決めです
まず、読み上げは必須でしょう
蘇民祭では動画を流し、それを見ながらツッコミを入れるみたいな方式で紹介されます
ボケっぱなしのお話なのでテンポよくツッコミを入れてもらうには読み上げまでこちらで用意する方がいいなと思いました

一方で、自分で読み上げは無理だなとも思いました
まず、自分は実家勢です
常識的な家庭で育っているため夜遅くに家族にトミオカザーメンファクトリーとか聞かれたら一家離散の可能性すらあります
あと、自分は滑舌もよろしくないです

そう考えると音声読み上げソフトに頼るのがベターかなという結論を出しました
そこで以前から興味のあったVOICEVOXをインストールして動画に使用することにしました

想像してたよりかなり使いやすかったので、割とすんなりと音声出力まで終わりました
悩んだのは音声では富岡精子場よりも富岡精子工場の方がぴゅるぴゅる感があるなということで、最終的に富岡精子工場に変更したということくらいですね

この時点で時計は0時を過ぎています

ここから映像部分に取りかかります
映像部分はシンプルに文章プラス背景画像の紙芝居形式にすることにしました
以前に投稿していた動画と同じような方式なので慣れっこですね
文章ごとに画像を切り替えるとかも考えたのですが、なるべく作業量を減らそうということでシーンチェンジのみ画像変更ということになりました

最後にBGM選びですが、ほぼほぼ何も考えずLove Somebodyのピアノアレンジを選びました
最終的な決め手は動画尺とぴったしだったことですね

最後に出力をして提出、脳が溶けそうな時間帯に流すと返信を頂きました

結果として創作昔話バナギオには予想以上にお褒めの言葉を頂きまして感謝と共に褒められ過ぎじゃねと困惑しております

最後に創作昔話バナギオの本文を貼ってこのnoteの締めとさせていただきます

あなるかしこ あなるかしこ

創作昔話 バナギオ

むかしむかし、とみおかという村にバナギオという青年が暮らしていました
バナギオは村一番の力持ち、その上底抜けに優しい性格なのですが、いかんせんおつむが足りない

近所の奥さんたちの「通り雨で洗濯物が濡れちゃったわ」という会話を聞いて、エッチなことだと勘違いしたバナギオは道の真ん中でおちんちんを豪快にしごいたりするのです

ある日のことです
村に山姥がやってきました
「この村で一番美味い人間を差し出せ、さもなくば皆殺しじゃ」
底抜けに優しいバナギオは真っ先に前に出て言いました
「この村で一番美味いのは俺、バナギオじゃ、食らうなら俺にするがよい」バナギオは山姥の寝床に連れていかれました

「おいバナギオよ、お前を食らう前に聞こう。最後に望みはあるか」
山姥の問いにバナギオはまっすぐとした瞳で答えます
「山姥よ、そなたを抱きしめさせてほしい」
そう言うとバナギオは山姥を強く抱きしめました
「山姥として人々に妬まれて辛かろうて、これで少しでも楽になればと思ったのじゃ。辛かろうに、辛かろうに」
バナギオの優しさに包まれた山姥の身体は輝きだし、若い女の姿に変わっていきました
「身体が、元に戻ってる」
話を聞くと、この若い女の姿が本来の山姥の姿なんだそうな
この事に喜んだ山姥の目元には綺麗な涙が流れました
「すまんのう、涙で濡れ濡れだわい」

濡れ濡れという単語を聞いて興奮したバナギオはおちんちんを豪快にしごきました
「がんばれ!がんばれ!」
山姥も応援しています
ふぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!
どぴゅっと勢いよく精子が飛び出すと、バナギオは富岡精子工場となって宇宙に飛び立っていきました

南の空を見上げてごらんなさい
一番輝くあの星は、海外ではトミオカザーメンファクトリーと呼ばれているんですよ

めでたしめでたし

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