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【有料級】特別区の課題式論文の書き方を徹底解説

こんにちは!
特別区の受験に特化したオンライン予備校「トクヨビ」の代表をしている荒川です。

今回のテーマは「【有料級】特別区の課題式論文の書き方を徹底解説」ということで、特別区に合格したい人に向けて、課題式論文の基本となるポイントを解説していきます。

先日、僕の公式LINEにこのような質問が来ました。

「去年の特別区経験者採用を独学で受験したのですが、1点足りずに一次試験で不合格でした。課題式論文が上手く書けなかったので、書き方の基本を教えてください。」
という質問です。

今回は課題式論文について解説しますので、経験者採用だけでなくⅠ類採用や就職氷河期採用の方にも当てはまる内容です。

質問者さんと同様、あなたも特別区の課題式論文を解く際に、
「そもそも何を書けばいいのか分からない」
「採点者が求めている論文を書けるようになりたい」
「どういう論文なら評価が高いの?」
と悩んだことはないでしょうか?

そこで今回は、特別区課題式論文の正しい書き方の基本ポイントをお伝えします。

特別区の一次試験は、論文の比重がかなり大きいです。

どんなに択一試験で高得点を取っても、論文問題でテーマに対してきちんと論じることができないと、残念ながら二次試験には進めません。

二次試験に進めないということは、エントリー時に時間をかけて書いた面接カードを面接官に読まれることもありません。

つまり、どんなに苦手でも、特別区の職員になりたいのなら論文対策は必須です。

ですが、多くの受験生は特別区が求めている「論文の正しい書き方」を知りません。

論文を正しく書けないと、高評価を得られる可能性は低いです。

すなわち、上位で最終合格することは難しいと言えます。

でも心配はいりません。

今回の学んだことをそのまま真似してしまえば、採点者から高評価を得やすい論文の書き方を身につけることができます。

僕は実際に特別区の職員として働いていました。

なので、論文の採点者である各区の課長がどのような論文を高く評価しているのかを知っています。

論文を苦手とする受験生は非常に多いので、今回お伝えする内容を知っているだけで他の受験生とは大きく差をつけることができます。

ちなみに、今回の内容は特別区採用試験の論文を実際に採点していた元特別区職員の方からアドバイスをいただいたものです。

さらに、現役の職員さんにもこの内容が正しいという確認を取っています。

なので、特別区の課題式論文においては今回説明する書き方が間違いなく正しいと言えるので、ご安心ください。

「分かりやすい論文が書けるようになりたい!」
「論文の構成を知りたい!」
「論文採点者から高い評価をもらいたい!」
と思っているのであれば、今回は課題式論文で高得点を取るために間違いなく必要な内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。

特別区の論文は何段落構成にするべきか?

はじめに、あなたに質問です。

論文を書く際に、どのように段落を分けていますか?

もしかして適当に分けて書いていませんか?

特別区の論文試験で高い評価を得るためには、段落ごとに何を書くべきかが決まっています。

そのとおりに書けていないと、採点者である各区の課長にとって、非常に読みにくい論文になってしまうのです。

「もったいぶらずに早く教えてほしい!」
という声が聞こえてきそうなので、早速論文の型をご説明します。

結論、論文は五段落構成で書いてください。

そして各段落で何を書けばいいのかをこれからご説明します。

第一段落で書くべきこと

第一段落では、与えられたテーマに関する「背景や課題」を書いてください。

特別区の課題式論文では、区が抱えている問題が論文のテーマになっています。

例えば、令和5年度のⅠ類採用試験では「若年層に伝わりやすい行政情報の発信」、令和4年度の経験者採用試験では「複雑化・多様化する区民ニーズへの対応」が出題されました。

これらはいずれも、近年の特別区が抱えている問題と言えます。

そしてこれらの問題に対して、どのような背景や課題があるのかを書く必要があります。

ちなみに、背景とは「なぜこの問題が出題されているのかという理由」課題とは「問題を解決するために取り組むべきこと」です。

「若年層に伝わりやすい行政情報の発信」を例に考えてみると、
スマートフォンなどの普及によりデジタル化が進んでいるから
✅デジタル・デバイドの解消は推進しているが、若年層向けの施策が不足しているから

が背景にあり、
若年層に対して情報収集手段や価値観、生活環境を理解した上で情報発信を行うこと
が特別区に求められる課題です。

このように、第一段落ではなぜこれらのテーマが出題されているのかという背景と課題について書かないといけません。

第二段落〜第四段落で書くべきこと

続いて第二段落から第四段落では、第一段落で述べた課題に対する具体的な解決策特別区の取組を使って書いてください。

つまり、解決策は3つ述べる必要があります。

各段落の書き出しは
「第一に、〇〇である。」
「第二に、〇〇である。」
「第三に、〇〇である。」
でOKです。

このように、解決策の結論を最初に簡潔に書いてください。

そして注意すべきポイントは、解決策の説得力を高めるために特別区の施策を具体例として用いるということです。

各区が実際に行っている施策を具体例として述べることで、各段落の冒頭に書いた解決策が正当であるとアピールできます。

細かい部分の書き方は色々とありますが、一例として
「第一に、〇〇である。というのも、〇〇だからである。例えば、〇〇区では〇〇という施策を行っている。よって〇〇することが〇〇という課題を解決するために必要であると考える。」
のような流れで書けると、第二段落から第四段落は論理的で分かりやすい文章になります。

ちなみにこの型は、以前もお伝えした「PREP法」を使っています。

他にも「たしかに、〜という意見もある。しかし...。」のような譲歩表現もよく使われますが、今回は基本となる型をまず知っておきましょう。

ただし大事なのは、型を身につけるだけでなく、各区がどのような施策を行っているのかを必ず調べるということです。

各区の施策をたくさん知っているほど、試験本番でどのような問題が出題されても対応できるようになります。

ここまでの説明を聞いたあなたなら、
❌与えられたテーマに関する背景や課題が第一段落で書かれていない
❌第二段落以降で具体的な解決策が2つしか書かれていない
というのは特別区が求めている論文の型ではないことが分かると思います。

もし試験本番でどうしても解決策が2つしか思い浮かばないのなら仕方ないのですが、練習段階から2つしか書かないのはよくありません。

必ず3つの解決策を書くことを意識してください。

第五段落で書くべきこと

最後の第五段落では、まとめと意気込みを書きましょう。

これはそこまで難しくありません。

ちなみに、意気込みについてはあなたが特別区職員になったときの積極的な気持ちを示せばOKです。

一例ですが、まとめを述べた後に
「私が特別区職員になった際には、高い志を持って〇〇をすることで、区がさらなる発展を遂げられるように職務を全うしたい。」
のように締めれば問題ありません。

特別区の課題式論文を書く際には、この五段落構成を徹底しましょう。

まとめ

ということで今回は、「【有料級】特別区の課題式論文の書き方を徹底解説」についてお伝えしました。

結論、論文は五段落構成で書きましょう。

なぜなら、採点者である各区の課長にとって、その構成が最も理解しやすいからです。

第一段落では、与えられた問題に対する背景と課題
第二段落から第四段落では、課題に対する具体的な解決策
第五段落では、まとめと意気込み
を書いてください。

解決策を書く際には、各区の取組を具体例として述べましょう。

区の施策を理解することも論文を書く際にはとても重要です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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