【プレビュー】四国ダービー・第13節愛媛戦に向けて
前節の第12節山形戦、終了間際、鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムは歓喜の輪に包まれた。1-1で迎えた後半アディショナルタイム、左サイドのコーナーキック。チアゴ選手が中に送ったボールを、ニアサイドで杉本選手がフリックし、最後は渡選手が押し込んだ。ボールはネットに吸い込まれ、逆転勝利を掴み取った。
渾身の一撃は、徳島ヴォルティスの勝利を確信させるゴールとなった。
「自分たちはまだ下位にいます。毎試合毎試合を大切に死に物狂いでやらなければいけません。愛媛との試合も、そのような戦いをして貪欲に勝利を目指します」(渡選手)
今シーズン・ホーム初勝利、初の連勝を達成。「ホームで勝てたことを非常に嬉しく思います。ファン・サポーターの皆さんがこんなに喜んでくれていることは、選手たちにとっても次に向けたパワーになったのではないかと思います」と試合後の記者会見で増田監督は語った。
次に見据えるは中4日で、四国ダービー・愛媛FC戦。1日のオフを挟み、3日間で準備を進めた。相手の分析も進めながら、その中で自分たちのサッカーができるように、戦術や戦い方のコンセプトの確認などをおこなった。連勝中ということもあり、引き締まったトレーニングとなった。
同じ四国のクラブである、徳島ヴォルティスと愛媛FCが対戦する四国ダービーは、2001年の日本フットボールリーグ(JFL)時代から開催されてきた。2006年以降はJリーグの舞台でも開催され、当時から「絶対に負けられない戦い」とサポーターや県も一体となって熱く盛り上げてきた。
両チームJリーグ参入後の対戦成績は、18勝6分10敗。
2011年の四国ダービーで得点をしている柿谷選手は「僕にとってプロになってからの一番最初のダービーを、試合に出て味わったのは四国ダービー。ダービーっていうのは、自分がヒーローになるっていう選手が一人でも出てきた方が力になるので、僕自身も楽しみですし、僕自身もヒーローになるための準備をしています」と活躍を誓った。
「一番はハードワークするところで相手に負けてはいけないと思います。強く戦いたいと思います」と、前節の山形戦で今シーズン初スタメン・初出場となった青木選手はこの一戦にかける思いは強い。
気持ちと気持ちがぶつかるこの一戦。単なる1試合ではない。
ダービーで勝利をすると、勝者の証として、”四国ダービー・ウィナーズ・フラッグ”が贈られる。これを掴み取るのは徳島ヴォルティスだ!
2024明治安田J2リーグ 第13節 5月3日(金・祝)13:10キックオフ
【阿波銀行PRESENTS】【四国ダービー】【PRIDE OF 中四国】
徳島ヴォルティス vs 愛媛FC
鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム
当日は四国のグルメやお祭りが集まるイベントや、小中高生親子無料招待がキックオフ時間まで募集されています。徳島県一体となって、四国ダービーに立ち向かい、勝利を掴み取り、新しい歴史を刻みましょう。
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