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【広島5位】 行木俊の徹底解説!!

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行木俊プロフィール

背番号:14
投打:右投右打
身長:183cm
体重:75kg
年齢:19
生年月日:2001年1月8日
出身:千葉
経歴:横芝敬愛高等学校→徳島インディゴソックス

過去総合成績

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BB/9・・・投手がストライクをとる能力を数値化したもの。9イニングの間に、いくつの四球を与えてしまったかを表す
K/BB・・・投手の制球力を示す指標の1つ。(K/BB=奪三振÷与四球)
WHIP・・・1投球回あたり何人の走者を出したかを表す数値

2020全登板結果

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アウト内容&出塁内容

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徳島インディゴソックス2年目の今シーズンに初登板を果たし、急成長でNPB入りを達成した行木俊(なみきしゅん)投手!初登板は6月だったがその時1イニングだけながら直球の最速が140km/hでほとんどが130km/h台だった。だが今は最速150km/hを出す馬力を身につけただけでなく、先発としての登板の中でも140km/h後半を何度も計測するようになりまさに1ランク以上覚醒したなという状態。

ただそのストレートで空振りを奪うというよりかは緩急のつく大きなドロップカーブやスライダーなどを織り交ぜながら打ち取っていくのが今のスタイル。制球力はあるため四球から崩れるようなシーンはなく、2.0が非常に優秀と評価される制球を評価する指標BB/9の1.49やWHIP0.90といった低い数値にもその点は表れている。何よりまだ19歳というのが最大の魅力だろう。

アウト割合では全体のうちおよそ半分のアウトがゴロアウトという非常に偏った結果が出ている。NPB球界屈指のゴロアウト率を誇る阪神タイガース青柳晃洋投手のアウト内容が49.7%がゴロアウトと似たような数値。これがどこまで意図してゴロを打たせているのか、それとも打者の打ち損じが積みあがっているのかまではわからないが、NPB1軍で登板するころにはどんな特徴を持つ選手に育っていくのかとても楽しみな存在だ。

行木俊のココが凄い!

MAX150km/h 徳島で一番の隠し球的存在

西武・伊藤翔、ロッテ・鎌田光津希に続いて、「横芝敬愛→徳島インディゴソックス→NPB入り」を達成!今春は最速140km/hに満たなかったが、夏を越えて覚醒して一気に150km/h投手の仲間入り。食がかなり細く、体づくりに苦労しているが(183cm75kg)その細身の覚醒ぶりで、わずか6試合の登板でNPBスカウトの注目を集めた。制球、変化球、スタミナともにまだまだ伸びしろがあるように感じるが、裏を返せば可能性は無限大といえる。

元々、身長はあるが、トップに入るタイミングはやや遅め。そこから瞬間的に腕を振ってこれるので、低めに投げるときの角度はかなりのものに。今では絶滅危惧種となったドロップカーブが持ち球の一つ。指先ではなく、桑田真澄氏のような手首ごとひねるタイプのドロップなので、リリースからバッターの目線・タイミングを完全に外すことが出来る。しかし、実はドロップ以上に評価が高いのは決め球・チェンジアップ。「落ちる」ではなく「止まる」タイプのチェンジ。エース戸田やセットアッパー安丸も彼のチェンジアップは「魔球レベル」と評するほど

まだまだ体が出来ていない行木。体の成熟と共に、ますますの球速UPが見込めるのでその時はドロップ、チェンジの組み合わせは大きな武器となる。MLBに倣って変化球の高速化が進むNPB。一方でMLBでは高速変化の成熟を経て、逆にカーブの重要性が問われ出している。いずれNPBでもカーブの再流行が予期されているので、行木にとってはアピールチャンスとなるかもしれない。課題としては、コントロールはそこまで悪くないがコマンドは低い。しかし、制球はまずまずなので、ゲームメイク能力はある。

気になるパーソナリティ面

とにかく食が細い。先日、焼肉に連れて行ったが先発前日で「食べすぎない ようにします」とは言っていたのを鑑みても、肉10枚ほどで「お腹いっぱい」とギブアップ。それでも彼は春先から、苦手な体づくりを粘り強く取り組み続けた。その結果として春から体重は6kg増、球速は10km/h増と如実に成果として現れた。まだまだ細いので、まだまだ食べてもらいたい。体が未完成なことや、経験も他の投手と比べて圧倒的に少ないことからどんな選手に化けるか楽しみだ。

行木俊のピッチングはこちらでチェック!!

行木俊の再生リストはこちら!

分析・データ 中俊輔(@SNaka99400680
ココが凄い!・パーソナリティ面 球団職員 戸田昂文(@JTaka42

データ集計参考サイト 一球速報.com nf3





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