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Z世代にウケた「サイコロきっぷ」のアプローチがとても面白いです。

これは面白いですね。

JR西日本が、サイコロの出目で行き先が決まる割引き切符を企画して、大成功しているそうです。

なにしろ7月19日のエントリー開始から8月1日までで、約5万エントリーがあり、約10万人分の購入があったというから凄いです。

もちろん、割引率が5割〜8割の大幅割引きがあるからというのはありますし、特に鉄道の場合は、どうせ運行しているならコストはかかってしまうので、こういう企画がやりやすいというのはあるんですけど。

単純に値引きするだけじゃこうはいかなかったと思いますし、狙った若い世代をちゃんと旅行に誘っているというのが素晴らしいですよね。

インタビューでは「Z世代には、決めるのは難しいけど、決められたら行こうかなといった価値観があるので、マーケティング的にゲーム性が重要になります。」と発言されているのが興味深いです。

ちなみに、個人的に意外だったのが、記事の最後にあるJR東日本とJR西日本のアプローチの違い。

記事を見たときに、日本航空の「どこかにマイル」と似てるなと思ったんですが。
JR東日本はこれと同じシステムを導入してて、12月からサービス開始するんだそうです。

日本航空とJR東日本のものは、空席状況を見ながらうまく空いてる席を配る仕組みらしいんですが。

JR西日本は単純にランダムらしいんですよね。
この辺は空席の多さとかも影響してるんだと思いますが、大きなシステム投資ができなくてもアイデアと話題性でカバーするJR西日本のアプローチが個人的には好きです。


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徳力基彦(tokuriki)
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