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mixi20周年で改めて考える、今こそ日本人による日本人向けSNSが必要なのかもしれないという問い
先日、mixi20周年同窓会に参加してきました。
20年って本当に凄いですよね。
2004年3月3日から20年。
そりゃあ自分も歳とるわけだなと思ってしまいました。
と、こうやって書くといかにも、mixiのサービス開始初期から使ってそうに見えるかもしれませんが、私がmixiに登録したのは5月21日でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1709648199278-2ihbIggdEx.png?width=1200)
当時の私はネット界隈に1人も知り合いがいなくて、招待状が手に入らず、トップページを見ながら寂しい思いをしてたのを思い出します。
最終的には会社のメンバーが招待状を入手してくれて私も招待してくれてようやくサービスに入れたのでした。
とはいえ、実際問題、2004年というのは私にとっても本当に重要な分岐点になった年でした。
私が今のnoteの元になるブログを書きはじめたのが2004年5月1日。
オールアバウトのガイドに内定して、記事を書く練習をする場所が必要だという背景からでした。
(ブログ自体は2003年に3回ぐらい挑戦して挫折してました)
その後、2004年5月29日に、梅田望夫さんのオフ会に参加し開眼し。
2004年12月には、アルファブロガーの投票企画をすることになる年でした。
2004年のブログとSNSブームのおかげで、今の私があるのは間違いありません。
でも、今の世代の人からすると想像もできないと思いますが、2005年に日経産業新聞がアンケートとったら、SNSを利用したくない人が8割とかって調査結果が出た時代です。
使っている人と使っていない人でイメージに大きな差があったんですよね。
私はブロガーだったので、せっかく記事を書くならオープンにみてもらいたかったので、mixi日記は最後までほぼ使わずじまいでしたが、当時mixiにブログの更新を通知する機能が実装されて、それのおかげでマイミクの人にブログを読んでもらえた記憶があります。
mixiが無ければブログも続かなかっただろうし、感謝しかないです。
まぁ、正確に言うと、当時の私は明らかにGREE派だったんですが。
20年前の私は、mixi派、GREE派という話とは別で、文字通り76世代のおっかけでした。
いやー、mixiの笠原さんとか20年前は、追っかけのように、セミナー登壇してるところに参加してたなぁ。
— 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) March 3, 2024
さらに、その20周年の会で、はてなの近藤さんが挨拶をされるという、当時のWEB2.0ウォッチャーとしてはたまらない同窓会になっております。
#mixi20周年ユーザー同窓会 pic.twitter.com/cCokRoUcJp
mixiの笠原さんGREEの田中さん、そしてはてなの近藤さんと、当時の私からすると76世代の起業家って本当にスターだったんですよね。
彼らの登壇するセミナーを見つけては申し込んで参加していたのを良く覚えてます。
当時、自称梅田望夫チルドレンの筆頭だった私は、Web2.0によってネットは絶対楽しくなるし、世界はもっと良くなると信じてました。
でも、この数年、SNSを起点に悲しい出来事が起きることが増え、やっぱりWebはバカと暇人のものなのか、と私自身も諦めかけていたのが正直なところ。
ただ、岡田有花さんも書かれてましたが。
今回のmixi20周年同窓会に参加して、笠原さんや近藤さんが、今まで通り楽しそうにWebサービスを開発されている話を聞いて、多くの人が2人に感謝を伝えているのを目の当たりにして、ちょっと考え方がポジティブに変わりました。
メディアがSNSのネガティブなニュースばかり取り上げたり、ネガティブがたいして無いところにもネガティブをあえて取り上げる記事ばかり書くケースが増えたおかげで、ネガティブが目立ってしまうんですけど。
「1つのネガティブのうしろには、100のポジティブと1000の日常がある」んですよね。
私自身もやっぱり引き続きそっちにフォーカスして記事を書くように心に決めた1日でした。
ちなみに、そんな中印象に残ったのが「時代はいまmixiを求めている」という閑歳さんのプレゼン。
時代はいまmixiを求めている by 閑歳孝子@kansai_takako #mixi20周年ユーザー同窓会#mixi20周年 pic.twitter.com/oKxj6lV8sR
— 上原 仁 /ueharajin MYNET創業者 (@ueharajin) March 3, 2024
ある意味、若い世代にとっては「BeReal」とか新しいSNSがそういう場所の候補ではあると思うんですが。
やっぱり、外資系のSNSが日本市場を寡占していて、個人が前に出るのが当たり前の欧米人仕様のSNSばかりになっているのは、日本人にとってあまり良くない状態な気がしちゃいますし。
詐欺広告があんなに蔓延しているのにクレームしても本国で対応してるから、日本人の声はあまり届かないという対応になっている現状はやっぱり良くないんじゃ無いかなと思ったりします。
昔は、ツイッターが匿名もサブアカも許容してくれて日本人向けの仕様になってた気がするんですが、Xになってから一気にマッチョ系SNSになってしまいましたし。
実は、キスマイのメンバーがmixiに参加して、キスマイコミュが一気に盛り上がったりみたいな現象もあるんだとか。
キスマイコミュへの参加者が増えているようです🙌
— mixi(公式) (@mixi_official) January 22, 2024
何と大阪公演のMCでmixiの話題が出たとか!?ありがとうございます😭
💁Kis-My-Ft2コミュニティ#mixiコミュニティ紹介https://t.co/fsZQpUGAzI
案外、mixi側が今の時代にサービスをシフトできれば、mixi人気再燃の可能性は十分ありえるんじゃないかなという気もしてきました。
なお、今日の21時からの雑談部屋「ミライカフェ」では、そんなmixi20周年の今年において、若い世代はSNSをどう考えているのかを高校生の蒼葉レイさんにインタビューさせて頂く予定です。
タイミング合う方は是非ご参加下さい。
水曜日の雑談部屋「ミライカフェ」は、夜21時開始です。
— 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) March 5, 2024
タイミング合う方は是非ご参加ください。
mixi20周年の今年Z世代にとってのSNSの意味とは(#ミライカフェ)https://t.co/vmZ6BB1tlc
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。