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海賊版マンガサイト問題における、iTunes や Netflix 的存在は出てくるのだろうか

今こんなことになってるんですねぇ。

漫画村閉鎖後、いわゆる海賊版マンガサイトの問題は解決されたのかと思い込んでましたが。
結局イタチごっこになっているということなんでしょうか。

海外で海賊版サイトを立ち上げられると、かなり対応が相当難しくなりますよね。

ちなみに個人的にちょっと気になっているのは、マンガの海賊版サイトと合法サイトの利便性のバランス感。

音楽の違法ダウンロードが問題になったときは、アップルがiTunesを立ち上げたことによって合法的に容易にダウンロードが可能になり、違法ダウンロードの存在感が薄くなった印象がありますし。
最近はSpotifyやAmazon Music Unlimitedのようなストリーミングにより、購入という概念自体が薄れています。

映画の違法ダウンロードについても、NetflixやAmazonプライムの普及によってそんなに話題にならなくなっている気がします。

もちろん、違法ダウンロードの問題はあるはずですが、日本漫画家協会ほど社会に積極的に訴えている印象はありません。

マンガの違法ダウンロードが、これだけ問題として継続するのは、海賊版運営者側はもちろん、利用者側にも違法行為のメリットが大きいからという面は少なからずある気はします。

マンガのコピーがスクリーンキャプチャで手軽にできてしまうので、海賊版マンガサイトを運営する側の手間も小さい上に、合法サイトにおけるマンガの価格が高いから、ユーザー側に海賊版マンガサイトを利用するメリットが大きいという構造が大きく影響している印象もあります。

なにしろ、鬼滅の刃のアニメはNetflixなりで月1000円も払えば、見放題なわけですが。
マンガは1冊400円なので10冊読むと4000円。

読むペースが早く、読む時間がたくさんある人ほどお金がかかるので。
マンガ本の購入はお金持ち向けの娯楽になりつつあるんですよね。
だからこそ日本ではマンガ読み放題のマンガ喫茶が流行るわけですが。

実は、音楽において、アーティストがCDではなくストリーミングの収入の方が大きくなっているように、マンガにおいても、デジタル時代にマッチした新しいカタチのサービスが確立し、マンガ家の方の収入をちゃんと担保できる仕組みが確立すると。

ユーザーも海賊版サイトではなく、正規のサービスに移ってくれる可能性は高いんじゃないかなと妄想してしまうのは、私だけでしょうか・・・

個人的には、マンガサイトのアルあたりが、新しいモデルを切り拓いてくれるんじゃないかと楽しみにウォッチしている次第です。






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