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「少年ジャンプ+」の年間300以上の新作読み切りを生み出しつづける仕組みが素晴らしい

足立さんに、日本のビジネスマンはジャンプぐらい読むべきだという話を聞いてから、慌ててジャンプ+のアプリを入れて、片っ端からマンガを読むようにしてるんですが。

あらためて驚いたのが「少年ジャンプ+」の新人作家を見いだす仕組みでした。

従来から、週刊少年ジャンプって、読み切りで新しい作家さんの作品を載せて、それが評判良ければ連載はじまって、みたいな仕組みがあるよなー、みたいなのは子ども心に認識してましたが。

その仕組みがいまや「ジャンプ+」と「ジャンプルーキー」に拡張されたことで、凄い規模になってるんですよね。

上記の記事によると「ジャンプ+」では読み切り作品重視の方針がとられていて、その数なんと「年間300作品以上、ほぼ毎日1作品の新作読み切りを配信している」んだそうです。

※けんすうさんがアルの編集長インタビュー記事を教えてくれたので追記
 こちらもめっちゃ面白いです。

2020年の段階で読み切り150本掲載に4000万円投資していたと言うことなので、300本を超えた現在はおそらく読み切りだけで8000万ぐらい投資してることになりますよね。
ちゃんと利益が出てるマンガサービスじゃないとこの投資の継続は難しいですよね。

この読み切り作品配信のベースを生むのが「ジャンプルーキー」で、「月平均2000人以上が約4000作品を投稿しており、そのすべてに目を通し、若手の編集者から優先的に気になる投稿者へ声をかけていいルールが設けられている」んだそうです。

これに加えて、最近では、海外向けにはじめた「MANGA Plus Creators」には、それを上回る勢いで作品が集まっているそうですから、この仕組みがこれからどれだけの面白いマンガを生み出してくれるかと考えると本当に楽しみですよね。

PIVOTの2023年大展望という回で、柳瀬さんが日本のマンガによる原作を生み出す力はハリウッドに比較しても圧倒的に強いと力説されていて、こうしたキャラクターコンテンツが今後メタバースやVRとの相性が良いことを考えると、マンガ大国の日本がハリウッドを追い抜くことは夢ではないと語っているんですが。

その気持ちは個人的にもとても良く分かります。

実際、いまや日本のマンガ原作のアニメやドラマが大量に生み出される時代に突入していますからね。

NetflixやDisneyとしても、全くのゼロからドラマを作るよりも、ある程度のファンがいることが分かっているマンガを原作にドラマを制作する方がリスクが少ないということでしょうし、是非大ヒットが生まれてほしいとあらためて期待する今日この頃です。

なお、今週水曜日20時の「ミライカフェ」では、こちらをテーマに皆さんと雑談できればと思いますので、タイミングが合う方は是非ご参加下さい。


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