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「VIVANT」効果で、島根県のロケ地の観光客は10倍に増えたそうですが、やはり続編は未定の模様

いやー、これ残念な話ですよね。

通常のテレビドラマの制作費が1話あたり3000万円と言われている中に、1億円を投資したと話題になった「VIVANT」ですが、福澤監督がロケーションジャパン大賞の授賞式で、大赤字だったので続編は決まってないと明言されたそうです。

「VIVANT」の制作費が報道されたタイミングでは、U-NEXTへの独占配信もされていたので、てっきりTBSとU-NEXTの間で何か新しいビジネススキームが組まれたのかなと勝手に想像していたんですが、どうも違ったみたいですね。

当時、TBSの関係者の方に聞いたら、福澤さんの定年が決まっているので、引退記念で1億円規模の投資が通ったんではないか、最初から赤字の見込みだと思うと話されてたんですが、その通りだったようです。

福澤監督が昨年インタビューに答えたタイミングでは、もともと続きものとして構想されていて、3、4部ぐらいまで構想はあったそうですが。
思ったよりも海外への販売が振るわなかったという報道もされていますので、そのあたりの企画がストップしてしまったということでしょうか。

あれだけ作品としては話題になりましたし、ロケ地である「鬼の舌震(したぶるい)」の観光客は10倍になったということでロケーションジャパン大賞を受賞するぐらい地域の観光にも貢献したのに、テレビドラマのビジネスモデルって本当に難しいですよね。

ちなみに、ロケーションジャパン大賞って、初めて知りましたが「映画やドラマ、情報番組やアニメなどのロケ地や舞台を通して、地域の新たな魅力を発掘・発信し、「ロケツーリズム」という新しい旅のかたちを提案」している雑誌が企画している大賞だそうで。
今回はグランプリが大河ドラマ『どうする家康』の静岡県浜松市で、準グランプリが『VIVANT』の島根県という結果だったようです。

モンゴル政府がVIVANTの制作に資金提供したのではないかという噂もありましたが、こうやって観光に好影響あるんだったら、そこと組み合わせたビジネスモデルとかも何かありそうな気がしてきます。


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