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鹿毛さんのマーケターズロードの連載で言及してもらった話について

そういえば、バタバタしててすっかり忘れてたんですが。
鹿毛さんの連載で、私について言及してもらっていたので、ご紹介というか、補足しておきます。

よくパネルディスカッションや講演会で人前に出るときは、「やたら瞬間に閃いてアイデア勝負の人」という役柄を演じてきました。だから、徳力基彦(note プロデューサー)さんや、富永朋信さん(Preferred Networks 執行役員)には「みんな鹿毛さんのことを誤解するし、そういう表面上のやり方でやればいいんだと若手が勘違いするから、本当のところをちゃんと言ってください」と怒られます(笑)。

鹿毛さんは、私からするとマーケティング界隈で勝手に師匠の一人と仰いでいる人なので、私が鹿毛さんを怒るとかほんと失礼な話なんですけど。

これは事実です。

僕からすると、昔の鹿毛さんは、ある意味、桶狭間の織田信長だったんですよね。

P&Gという外資の巨人や、国内の大手企業相手に戦う過程で、エステーでなんか良く分からないけど、やたら面白CMを作っている変な人、というキャラを確立されていたわけです。

何しろこのCM、鹿毛さん出てますからね。

かぶり物をしてる髙田の鳥羽宣伝部長が、鹿毛さんです。
こんな宣伝部長いませんよね。

だから、最初の頃は、私からしても鹿毛さんは、ながらくテレビCMの人であり、クリエイティブの人だったんです。

でも、実はそれは世を忍ぶ仮の姿だったことを、私は震災後のミゲルのテレビCMを見て、鹿毛さんの本を読み、adtechで登壇をご一緒して、思い知ることになります。

実は鹿毛さんは、桶狭間の織田信長同様、うつけものを演じていただけで、規模でまさる相手といかに戦うかというのを、真剣に真剣にマーケターの視点で考え抜いた結果、今の面白クリエイティブにつながってるんだな、というのが私の結論でした。

でも、なかなかその鷹の爪を見せてくれないので、ことあるごとに鹿毛さんの頭の中を日本の若手に共有して欲しいなぁといろんな機会に、鹿毛さんに言及してみたり、ツッコミつづけてきた次第です。


そんな鹿毛さんが、独立をきっかけに、アジェンダノートで無料で鷹の爪を見せる連載をしてくれているわけなので、是非多くの方に読んで頂きたいと思っております。

うつけものの皮を脱いだ鹿毛さんの頭の中を、是非ご堪能下さい。


ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。