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テスラやスペースXのスピード経営の背景にある「ベストエフォート型」を日本で選択することは可能か

これ、本当に難しい話ですよね。

この記事にあるようにテスラとスペースXは、ベストエフォート型を選択することで、イノベーションの実践とカイゼンのスピード感を確実にアップすることに成功しているわけですが。

これをトヨタとか日産自動車とかの日本企業が日本市場で選択していたら、間違いなく批判が殺到した際に耐えられないですよね。
記事にあるような発火事故とか、新しい電気自動車とかの分野で発生したら、それこそゼロリスク信仰の日本においては、電気自動車自体の信頼性を疑問視されそうな印象すらあります。
(仮想通貨市場の分野で、日本が世界をリードしていたのが、コインチェックの事件で一発で規制が厳しくなってしまった記憶が・・・)

通常の大手日本企業は記事にあるギャランティ型で製品を完璧にしてから市場に出してくれるので、その分安心感はあるんですけど、このサイクルだとテスラというか、イーロン・マスクみたいな経営者がリードしている企業のスピード感には追いつけないんですよね。

昔、ベストエフォート型が通用するのは、GoogleとかFacebookみたいなウェブサービスの世界だけで、自動車みたいな人の命に関わる分野は、日本企業のすり合わせの能力が生きてくるという議論があって、私自身もそれに賛同してたんですが。

イーロン・マスクみたいな批判をものともせずに、リスクを喜んでとる経営者が出てくると、自動車や宇宙開発でもベストエフォート型がある程度機能してしまうと言うのが、ある意味ショックだったりします。

両方の良いとこ取りを上手くバランスするやり方を見つけられるかどうか、がポイントになる感じでしょうか。

記事の本になっている書籍にもヒントがありそうな感じです。


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