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SKY-HIさんの次のプロジェクトは、現在のCD偏重の日本の音楽ビジネスに一石を投じることのようです。

徳力基彦（tokuriki）

いやー、SKY-HIさんは、本当に一つ一つ有言実行で着実に取り組んでいかれますよね。

THE FIRSTをはじめた頃から、SKY-HIさんの日本の音楽業界への問題意識ははっきりされていた印象ですが。

才能を持っている人が自分のスタイルのまま輝けるダンス＆ボーカルグループとしてBE:FIRSTやMAZZELを成功させ。

事務所やグループの境界を超えることがタブーだった業界において、事務所やグループの境界を超えた「D.U.N.K.」を成功させ。


次のプロジェクトとして取り組むのが、大量のCD廃棄問題のようです。

日本の音楽業界がCDビジネスに偏重していることについては、SKY-HIさんはずっと問題提起をされてきてるんですよね。

BE:FIRSTの初期においても、あえてデジタル配信を先行させて、デジタル配信だけでビルボードのトップ10に入れることを証明して、CDは「グッズ」として販売されることにこだわられていたのが印象的でした。

今回はそのBE:FIRSTの4月24日発売のCD自体をコンセプトシングルとして、「まずCDの製造段階からプラスチックの使用を減らします。そしてCDに様々な特典をつけるのではなく、直接その特典に値するグッズを販売する仕組みを試験的に導入します」という取り組みをされるようです。

SKY-HIさんには1年前にセガさんのイベントで直接お話しを聞くことができたんですが。

その際にも楽屋トークで、「BE:FIRSTのCDの販売の収益から一番豊かな利益を得るのは、全曲の著作権者である私です。」という趣旨の話をされていたのを良く覚えています。

その頃から、ファンがアーティストを応援するならCDをたくさん買うということではなく、他の形を模索する必要があるという危機意識がずっとあるんだと思っていましたが、いよいよその一歩を踏み出されると言うことなんだと思います。

ちなみに、徒然研究室さんのXの投稿によると実は直近の日本のCD販売って増えてるんですよね。

また、実は韓国も、一度落ち込んだCD売上が、CDのグッズ化によって伸び続けているんだとか。
これ明らかに日本におけるK-POP人気が影響してますよね。

おそらくそうした動きも踏まえての、今回の一石なのかなと想像してます。

SKY-HIさんとBE:FIRSTが、どんな取り組みをされるのかとても楽しみです。

なお、今日夜21時の雑談部屋「ミライカフェ」では、このあたりの話も皆さんと雑談させていただければと思います。
タイミング合う方は是非ご参加下さい。


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徳力基彦（tokuriki）
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