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「くまモン」は、もともとロゴのプレゼンのサプライズ企画として考えられた「おまけ」だったそうです。

これ、スゴイ話ですよね。

「くまモン」って、日本全国の自治体の「ゆるキャラ」における成功事例の筆頭だと思うんですが。

元々は、「くまもとサプライズ」という企画のロゴを作る予定だった水野学さんが、サプライズ企画として「くまモン」を提案したんだそうです。

該当箇所を引用するとこんな感じ。

きっかけは、水野氏が企画書を作成していたときに、「(熊本県産の商品に)このロゴマークを張っただけで、熊本を好きになってくれるだろうか」と根本的な疑問を抱いたこと。観光客誘致にはもっとインパクトのある施策が必要だと考え、当時、宮崎県の東国原英夫知事が観光のスポークスマンとして活躍していたことをヒントに、PRキャラクターをつくることを思いついた。

水野学さんの「本当は何を求めているのか、クライアント自身も分かっていないことが多い。誰もが見失っている問題点を発見し、その解決案を提示することが、喜んでもらえるサプライズプレゼントになる」という発言が重いです。

いまや、くまもとサプライズと検索しても、キャンペーンサイトらしきモノは出てこず、くまモンの歌に完全に置き換わっていますからスゴイ話ですよね。

ゆるキャラの火付け役と言えば「ひこにゃん」ですが、その後「くまモン」が地元で自由に使ってもらえる仕組みを確立して、大きく地元の経済効果をあげてますからねぇ。

ある意味、もともとがロゴのおまけだったから、ここまで攻めた活用もできるようになったのかなと思えてきますね。

いまやツイッターのフォロワーは80万超えてますし、YouTubeにくまもんTVを開設してるわ、ファンクラブもあるわで凄いですよね。

クライアントの本当の問題に対する提案ができる人って本当に凄いなとあらためて感じる逸話でした。


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「くまモン」はロゴのおまけだった 生みの親が明かすプレゼン術:日経クロストレンド(この記事は2023年5月30日 23:48まで無料で読めます) https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00827/00002/?gift=7UjgFa3G1osLGVHH7uc08v7IIyQ3BW5AM1MeNVGeFW8%253D&n_cid=nbpnxr_gift

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