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アメリカではインフルエンサーマーケから「オーセンティシティ」に重心が移り始めているらしい

これ本当なんですかね。

まぁ、私自身がインフルエンサーにお金を払い続けるよりも、自社のファンをアンバサダーに変える方に注力しましょうというポジショントークを言い続けてきた人間なので、こういう記事には敏感に反応してしまうんですが。

この手の議論は、正直10年ぐらい前から米国ではされてた印象なんですが、ようやく実際に両方の手法を試した広告主や代理店の間でノウハウがたまってきたということでしょうか。

ちなみに、記事中には「100万ドル(約1億3500万円)を投じた「キム・カーダシアンのお墨付き」のようなキャンペーン」というくだりがあって、同じ”インフルエンサーマーケ”でも金額の規模が全く違うことが伝わってくるので、日本企業の方は注意した方が良いと思いますが。

まぁ、インフルエンサー施策は当然商品とインフルエンサーの相性が良ければ、はまるシーンはまだまだあると思うんですけどね。
とりあえず有名人に紹介してもらえれば売れるという考え方は、結局テレビCM出せば売れるという発想と根っこが同じなので、その先に踏み込まないと意味がないということだとは思います。

この記事で個人的に気になったのは「オーセンティシティ(Authenticity)」という単語。
このキーワード、先日のデジタルマーケティング研究会のフォーラムでも重要キーワードになってたんですが、米国の広告業界でかなり注目されるようになってるんですかね。

このキーワードが米国で最初に注目されたのってもう10年ぐらい前だったと思うんですよね。
日本でも「ほんもの」というタイトルで翻訳本が出てましたけど。

どうしてもオーセンティシティって日本人の頭の中にある単語で翻訳すると「信頼できること、確実性、出所の正しさ、真正なこと」みたいな難しい感じになっちゃうのが悩ましいんですが。

個人的には、ウソをついたり、無理に背伸びをしてもバレる時代だから、等身大の自分をそのまま出していくという姿勢をイメージして頂くのが良いのではないかなと思っていたりします。

もちろん、私が等身大の企業広報というイベントを担当しているからではあるんですが。
何となく「等身大」という言葉が、オーセンティシティと連動して日本で流行ってくれると良いなと思っている今日この頃です。


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インフルエンサーはもう下火、これからはオーセンティシティー:日経クロストレンド(この記事は2022年8月16日 11:28まで無料で読めます) https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00079/00165/?gift=pzChQUNYFBBTNyR7aEQkOignexlMQ0DVMYYYXOmX2mA%253D&n_cid=nbpnxr_gift

FastCompanyの原文はこちらで読めるようです。


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