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カラオケの歌唱データを分析すると、年齢層による価値観の違いが消える「消齢化」が見えてくるらしい

このデータ分析はとても面白いです。

博報堂生活総合研究所とエクシングが、カラオケ「JOYSOUND」のデータを分析した結果によると「全年齢層で歌われる曲は、10年間で4曲から20曲へと5倍に増えている」そうです。

つまり、昔は世代毎に違う歌を歌っているのが当たり前だったのが、最近では10代〜60代まで同じ歌をカラオケでうたうケースが5倍になったということです。

テレビでみんなが同じ歌をトップ10とかベスト10とかで聴いてた時代の方が同じ歌をみんなで歌いそうなもんですが、デジタル化で趣味趣向によって細分化されているはずの現在の方が、全世代で同じ歌をカラオケで歌っているというのは興味深い現象ですよね。

記事の後半では、スピッツのチェリーが60代で歌われるようになっている現象や、斉藤和義さんの「歌うたいのバラッド」が全世代で歌われるようになっている現象の分析もされていて興味深いです。

1997年に公開された「歌うたいのバラッド」が20代にも歌われるようになっているのには、THE FIRST TAKEの影響が大きそうなんだとか。

その結果、覚えやすかったり歌いたくなったりする曲が全世代で安定して歌われるようになるという傾向もあるようです。

こうした、以前は大きかった年齢層による価値観や嗜好の違いが、実は年々小さくなっている減少を「消齢化」と呼ぶんだそうで。

推し活とか、アニメ視聴とか聞いてると、全ての分野で同じような減少が起こっているような気はしてきますよね。
ついつい昭和の世代としては、Z世代と自分達の「違い」に目がいきがちなんですが、案外全世代で共通点ができているという「消齢化」に注目する方が、大事なのかもしれないという気がしてきました。

※今日の13時からのツイッタースペースでは、この辺の話題について雑談できればと思います。
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11年間のカラオケ歌唱データで判明! 「消齢化」の実態:日経クロストレンド(この記事は2023年4月28日 23:39まで無料で読めます) https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00401/00040/?gift=k%252BjwItFbgUq%252F%252BqyqhQd390QNVGWaq7OEjBRgbZSZABk%253D&n_cid=nbpnxr_gift

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