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Number_iは、「お笑い」という日本文化的要素を表現できる唯一のボーイズグループらしい

Number_iの新曲「INZM」が予想通りビルボードチャートの総合1位を獲得したところですがNewsweekに興味深い記事が掲載されていたのでご紹介。

ちょうど、アメリカ出張に行くタイミングで空港でNewsweekの「世界に挑戦する日本エンタメ」という特集号でNumber_iが表紙になっていたので、興味深く読ませていただいたんですが。

今回の記事はその特集と連動したウェブ記事になってるようです。

このウェブ記事は「GOAT」や「INZM」の曲作りをになったMONJOEさんへのインタビューになっていて、タイトルにあるようにNumber_iは日本のローカリズムをグローバルに成長させられるかという意味でNumber_iに注目されているという発言をされています。

従来のグローバルの獲り方は、基本的にBTSやBLACKPINKが成し遂げたように「アメリカのスタイルでアメリカのマーケットを狙う」というアプローチ。

それに対してMONJOEさんが次に面白いのではと考えているのがローカリズムをグローバルに展開するアプローチ。

確かにそう言われてみると、Number_iの「GOAT」路線を見てアメリカ寄りで行くのかなと思っていたら、「BON」はいきなり盆栽をメインテーマに持ってきて度肝を抜かれましたし、日本の昭和の要素が満載でしたよね。

特にMONJOEさんのインタビューで印象的だったのがここ。

それと、ボーイズグループ戦国時代の中で彼らしかやっていないことが1つあって。それは「お笑い」なんですよ。
たぶん今、「お笑い」のエッセンスがあるグループってほかにない。「BON」のミュージックビデオで(コントのように)タライが落ちてくる場面がありますが、お笑いという日本の文化的要素を表現できるのはNumber_iしかいないって思います。

確かに、世界を意識しているグループほど、「アメリカのスタイルでアメリカのマーケットを狙う」という方に寄りがちで、そうすると日本の「お笑い」要素ってノイズになりがちな気はしますよね。

「BON」のタライには本当にビックリしましたし。

最近はXGやBE:FIRSTもMVに明確に日本要素を盛り込むようになってきてる印象は強いですが、「お笑い」をMV自体に入れてしまうのは、確かに日本のバラエティ番組も多数経験しているNumber_iならではの領域なのかなと言う気がします。

最新曲の「INZM」もサビの部分をわざわざイナズマという日本語にしてるあたりも、日本語へのこだわりが感じられますし、MVもトーンは中国っぽいですが、日本を代表するゲームであるスト2感ある雰囲気になってますからね。

Number_iはメンバーの3人がそれぞれ曲のプロデュースもになっていくようなので、曲によってカラーが変わるのも魅力だとは思うのですが、一方でNumber_iがどういう形のグループの色を強めていくのかも、改めて楽しみになってきました。
本誌の方も面白いですので興味がある方は是非どうぞ。

金曜日の雑談部屋「ミライカフェ」では、この辺の話も皆さんと雑談できればと思っています。
タイミングが合う方は是非ご参加下さい。

※「ミライカフェ」ではYouTubeライブの同時配信も実験中です。聞き専の方はこちらからどうぞ。


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徳力基彦(tokuriki)
ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。