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テレビドラマの黄金期(Peak TV)は、本当に2023年に終わりを迎えているようです。

今年の2月に「テレビドラマの黄金期」は終わり大収縮のタイミングに入っているという米国の報道を紹介しましたが。

LUMINATEのレポートを見ると本当に見事な落ち方をしていたのでご紹介したいと思います。
まず、地上波、ケーブルテレビ、ネット配信全てのオリジナル番組の制作本数のグラフがこちら。

2021年と2022年のピークから大きく減ってます。
これはドラマもリアリティショー系も同じ傾向の模様。

で、チャンネル別の比較がこちらのグラフ

どのチャンネルも減っているというのが印象的ですよね。
業界のトレンドとしてはネット配信が地上波やケーブルテレビを食う勢いで伸びているということだとは思うんですが、番組制作の黄金期の反動はどのチャンネルも同じように発生してるようです。

で、ネット配信だけ切り出したのがこちらのグラフ。

ここ15年近く一本調子に増え続けてきた番組数がついに昨年減少したという非常に印象的なグラフになっています。

一方で日本にとってチャンスと思えるのがこちらのグラフ。

2023年は非英語のタイトルが全体の3分の1にジャンプアップしてるんです。
やはり2021年のイカゲーム効果なんでしょうか。

でも、今際の国のアリスも、上手くイカゲーム効果に乗りましたし、映画「ゴジラ-1.0」のNetflixでのヒットといい、字幕でドラマや映画を観る文化が世界中に拡がってるのはチャンスですよね。

ちなみにネット配信におけるオリジナル番組の本数シェアは下記のような感じだそうです。

Huluが切り開いた世界を、NetflixやAmazonなどが取り合っているのが良く分かります。
それにしてもNetflixの番組本数は半分近いから凄いですよね。

日本のコンテンツ企業にとっては、どこと組むのか、というのも今後重要なポイントになってきそうです。

フルのレポートはこちらからどうぞ。


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