見出し画像

3日で500万本の大躍進ゲーム「パルワールド」をめぐる議論で考えること。

「パルワールド」というゲームが、ゲーム界隈でめちゃめちゃ盛り上がってます。

なにしろ、いわゆるインディーゲームというカテゴリーにはいるはずの全く新しいPCゲームなのに3日で500万本の大躍進。

PCゲームの配信プラットフォームであるSteamの同時プレイ数の歴代3位に入るほどの盛り上がりを見せています。

ただ、日本って難しい国だなと思うのが、このゲームがポケモンのキャラクターに似ているキャラがいるという点から、開発者への誹謗中傷をする人が出てきているという点。

殺害予告に近い投稿も含まれるというから穏やかではありません。

実際の誹謗中傷という行為が、ポケモンのファンの人からなのか、急に知らない会社のゲームがバカ売れしていることに対する嫉妬からなのかは分かりませんが、なんかこういう新しい挑戦者に対する足を引っ張る行為というのが大量に発生するのが日本のコンテンツをめぐる環境なんだなというのは、やはり難しさを感じますね。

実際問題、パルワールドのキャラのいくつかが、ポケモンに似ているというのは私も最初見たときに感じたことではあるんですが。
それを訴えるかどうかは、ポケモンや任天堂側が判断することであって、部外者が誹謗中傷する話ではないはずなんですよね。

メディアのインタビューでも「発売できるのか」という指摘について質問されているシーンがあるのがとても印象的です。

もちろん、私自身は、発売前のポケットペア社長の溝部さんの記事を読んでいた側の人間なので、その視点でこの騒動を見ているからバイアスがかかっている面はあるとは思います。

でも、やっぱり、まずはこの規模の会社が、この規模の大成功を成し遂げたことをお祝いするのを先にできないのは、日本のゲーム業界にとっても損失な気がするんですよね。

会社概要とか見る限り社員数61人とかですからね。
それでこの規模の成功とか本当に凄いと思います。

最初から11カ国語対応とかで世界獲る気満々ですし。

一方で、こういう誹謗中傷とか見ちゃったら、日本のインディーゲーム開発者の人とか、面白いゲームを作ることよりも、誹謗中傷避けることの方を気にしないといけなくなっちゃう気がしますし。

これは、任天堂やポケモンサイドが、公式に声明を発表するかどうかが非常に注目される展開になっていると言えるかもしれません。

ゲームの世界というのは、常にインスパイアや模倣、リミックスと、それに対する訴訟や和解とで進化してきた歴史があると思うんですけど、任天堂のような巨大企業が、インディーゲームにおけるキャラクターの類似性に対して、どう反応するのかは今後の日本のゲーム界においても重要な分岐点になりそうな気がします。


個人的には、ちゃんと自分でプレイしてその感覚で発言したいんですが、残念ながらPCゲームはプレイできる環境がないんですよねぇ。
結構「ARK」好きで、FPS好きな私にはドストライクなゲームな気がするんですけど。

なお、今日の雑談部屋「ミライカフェ」は13時開始です。
タイミング合う方は是非ご参加下さい。


ここまで記事を読んでいただき、ありがとうございます。 このブログはブレストのための公開メモみたいなものですが、何かの参考になりましたら、是非ツイッター等でシェアしていただければ幸いです。