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なぜIMP.は「ベストアーティスト」でVTR出演だったのかを想像してみる

ベストアーティスト2023で、IMP.がテレビ初出演をはたすということで、個人的にも注目していたのですが。

蓋を開けてみたら、IMP.だけがVTR出演だった上に、そのパフォーマンス中にスタジオの会話が重なっていて曲がよく聞こえなかったということで、一部のファンの方からは残念という声も出ているようです。

一方で、IMP.の出演に関する記事を見てみると、全くそうしたIMP.のファンの声には触れずに報道しているメディアと、ここぞとばかりに、両者の対立を煽るメディアの記事がぱっくり分かれていまして、モヤモヤしてしまったので、今回なぜこうなったのかを想像してみました。

今回、IMP.は「D.U.N.K. Showcase」でまだ未発表曲である「I Got It」を披露したようです。

単純にいうと、IMP.は17時開始の「D.U.N.K. Showcase」でオープニングをかざってパフォーマンスされていたようなので、そもそも19時開始の「ベストアーティスト2023」で生の演技をするのは時間が最初から合わなかったことが分かります。

また、「D.U.N.K. Showcase」も「ベストアーティスト2023」も日テレの番組ですから、今回の「D.U.N.K. Showcase」は「ベストアーティスト2023」と同時中継をする前提で12月2日に企画されたのは明らかでしょう。

サイトの告知でもトップにSKY-HIさんとNissyさんが並んでいたのでなぜだろうと思っていたのですが。
おそらくは、この「ベストアーティスト2023」の放送で、SKY-HIさんとNissyさんの「SUPER IDOL」を公開することが予定されていたものと想定されます。

それと、BE:FIRSTと&TEAMのコラボパフォーマンスを中継することなどが先に決まっていて、「D.U.N.K. Showcase」と「ベストアーティスト2023」の演技予定が組まれたものと想像されます。

で、番組冒頭で「D.U.N.K. Showcase」とのコラボを紹介する際に、「IMP.」のパフォーマンスも紹介したいと、どちらかから提案が出たのでしょう。

それで、他のアーティストは生演奏が基本の中、IMP.の演奏は時間帯があわないので、VTR出演ということになったのだと思われます。
ひょっとしたら、もともとは「D.U.N.K. Showcase」のイベント紹介時間だったところに、せっかくなら「IMP.」のパフォーマンスを流そうということになったのかもしれません。

「I Got It」のパフォーマンスをフルでながさなかったのは、後から入れた企画だったからなのかもしれませんし、まだ未発表曲ということもあり、ティザー扱いということだったのかもしれません。
このあたりは関係者のみが知る話でしょう。

実際に「ベストアーティスト2023」のサイトでは、IMP.はVTR出演と明記されており、五十音順のアーティスト掲載の中、特別企画の松任谷由実さんと一緒に一番最後に掲載されています。
(※追記:ページ公開タイミングでは、一番上に掲載されていたという指摘をいただきました。)

IMPの公式SNSでも、「ステージパフォーマンスが放送されることになりました」と書かれており、BE:FIRSTなどが中継で出演と明記しているのとは異なっていることが分かります。

そういう意味で、「ベストアーティスト2023」側としては、「IMP.」のVTR出演は、最初から特殊枠扱いだったことが分かります。

こうした企画が、忖度をしていないことを証明しようとした逆忖度から生まれたのかどうかは分かりませんが、いずれにしても、今回、特別枠のVTR出演にもかかわらず「IMP.」のテレビ初出演という報道が強くなされたため、ファンの期待値をあげすぎてしまったことは残念だったと言えます。

本来は、MAZZELやTravis Japanなど「ベストアーティスト2023」に出演できていない「D.U.N.K.」出演グループが多数いることを考えれば十分快挙だったはずなのです。

しかも、未発表曲でファンとしてもしっかり楽曲を聴きたいのに、1分程度の短い放送時間で、さらに司会の櫻井さんがコメントを被せてしまったというのは、これは番組側の判断が「IMP. 」のファンに寄り添っていなかった面が強かったといわれても仕方がないでしょう。

ただ、少なくともファンの方々にとって良いニュースなのは、番組側が「IMP.」ファンの批判の声をうけて、TVer側のアーカイブ動画では「IMP.」ファンの演技に被っていた櫻井さんのコメントをカットしたと思われる点です。

放送終了直後の短時間にこの対応がなされているのは、テレビ局側がファンの声に耳を傾けているからと考えて良いと思います。

いずれにしても、メディア側も従来のジャニーズ事務所への忖度が常識だった時代から、急に状況が変わった結果、かえって逆忖度をしてしまったり、配慮が足りないと、ファンの感情を逆なでしてしまうケースがあるということが良く分かったはず。

今後は、より丁寧な事前告知と、番組制作を期待したいところです。

いずれにしても、「IMP.」のテレビでのフルのパフォーマンスが見られる日は時間の問題だと思いますので、楽しみにしたいと思います。


なお、今日21時の雑談部屋「ミライカフェ」では、K-POPの推し活についてZ世代に公開インタビューをまたさせていただく予定です。
タイミング合う方は是非ご参加下さい。


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