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子守唄ならぬ子守講座

子供を寝かしつけようとしてなかなか寝ないときに
何年後かに学校で「昔そんな話聞いたことあるな」と
思ってもらえるようなテーマを選んで
トークライブを開催しています。

終盤は長い一人言になるので、話すことがなくならないように
過去のテーマは「光や音の話」とか、
「文字の発明の偉大さ」「蒸気機関と内燃機関」とか
どちらかと言うと理系の話が多いです。

昨夜もいつもの口上を述べて開演しました。

難しい話するぞー。質問は2個までなー。寝るんやぞー。

(彼が春からプログラミングをやりだしたので、
 2進法の話をすることにしました。)

、、時計、カレンダー、ピザ切るときとか、
鉛筆とかチョコを箱に入れるときとか、12って便利やな。

でも算数で習うのは10で”ひとまとめ”になるな。
なんでやろな。12のほうが分けやすいのにな。

それは人間の指が10本やからやと思うねん。

せやから、もし指が8本やったらこうなってたはずや。
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 10
11,12,13,14,15,16,17, 20
21,22,23,,,

息子:ええー?変な感じー!

だって、指が8本やったら、数字8個で数えると思わへん?
8と9が「ない」ときは7の次は10になるやろ?

(桁上りの話を深掘りせず、
 ここは強引に寄り切りました。)

ということは、
71,72,73,74,75,76,77, 100

って「77」の次は「100」になるんやけど、わかる?
8と9がないから、77の次の数は100やねん。

(そろそろ眠たくなってきたかな、、よしよし、、)

指が10本の人間は数字10個使ってるし
指が8本の、たとえばタコとかは数字8個でええやろし
もし指が12本あったら、9の次に「ポー」とか「ケー」とか
新しい数字があったと思うねん。

息子:ポー! ギャハハハ!

(おっと、余計なサービス精神を発揮してしまった、、、)

ほんでな、機械とかコンピューターは数字2個が好きで
0と1だけで数えたい奴らやねん。

ちょっと数えてみるで。

0, 1, 10, 11, 100

息子:ヒャクー!!
ゲラゲラゲラゲラ!!!
いきなりヒャクー!!
ゲラゲラゲラゲラゲラ!!!
ガバババババババ!!!

(ああ、だめだ、ゲラ発動した、、、
 今日の作戦は失敗やけど、このまま行くぞ!)

101,110,111,,,セン!

息子:センー!? 早ーっ!!!
ゲラゲラゲラゲレ

1001,1010,1011,1100,1101,1110,1111,,,イチマン!

息子:ふーん。モウワカッタ。

(あれ?世界のナベアツ気分でドヤったのにその反応?)

もっかい最初からいくで。

0,1,10,11,,,ヒャク!

息子:ヒャクーゥ!!!
グラララララララ!!

101,110,111,,セン!
息子:セン!

なんと、被せてきました。理解した模様。
頭ん中で鳴り響くレベルアップのファンファーレ。

その後、何回か一緒に2進数で数を数えて
「あっという間に無量大数になりそうやな」という
大予言を残し、彼は寝ました。
次回はグーゴルの話かな。

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