スクラッチ、やったことありますか?
「自分のやりたいことをコンピューターを使って実現できる」と「英語を話せる」が「読み書きソロバン」の次点を争っている。言い過ぎではありませんよね。
もちろん、火や刃物の取り扱いとか、オフサイドのルールとか、バイクの乗り方とか、水見式のやり方とか、伝えたいことは山程ありますよ。
でも、もうコンピューターにお世話にならない生活は難しい。学校でも始まるそうですが、限られた時間で最初からうまく行くなんて期待をするのは酷な話で、学校の外でもそういう機会があれば嬉しい子はいるはずだ。ということで、最初は自分の子供のために調べたり準備していたのですが、スコープを広げて教室を開きたくなったので、このシリーズを書いています。
そこで教材として選んだのが「MITで開発された教育用プラグラミング言語」と一息で紹介されることが多いScratch(スクラッチ)です。無料です。ありがとうございます。
優しさと頭の良さを兼ね備えた人たちが作ってるんだなと、褒め称えることしかできなかったのですが、これを使う子供を増やすことで、彼らのビジョンに、そして子供たちの未来に貢献します。
本当によくできているので、教室に来てくれる子供たちのために準備することは、前回までに書いた「最初に相応しいコンピューター」と、アカウント取得用の「メールアドレス」くらいです。
Eテレの「Why!?プログラミング」がこれまた素晴らしいコンテンツなので、まずはこれを見てもらいます。その後、「こんなの作れると思うよ」というネタを、その子の理解力に合わせて渡して、自分でやってみる時間と、次に進む喜びのバランスを見てサポートしたいと思います。
(教師用アカウント取得したので、そのネタについてはこれから勉強します)
全員に向けた講義スタイルではなく、それぞれが自分で次のコンテンツ、次のネタを漁っていく、そのために必要な道具と材料をそっと置いておくような運営を目指します。一対一なら、丁寧に教えてあげることもできますが、それは初めだけにして、
・まず自分で試してみる。それに合わせて調べてみる。
・先を歩く仲間に「何に困っているか」を説明して助けてもらう。
・後ろを歩く仲間に「求められている答え」を与える。
そういう行動を称賛する教室を目指します。
Eテレを含む、たくさんの優良動画コンテンツ、使い方説明のサイト、他の誰かがアップしている成果、隣の仲間が今まさに作っているもの、など、いくつもの手段から手がかりを得ることができるので、できるだけ自分でやってみよう。でも、横には仲間がいるし、少し長く歩いてきた僕もいるよ、そういう場所を作ります。
大人の貴方もぜひ一回アクセスしてみてください。右へ左へと動きをプログラミングできる「犬みたいな猫」が待ってるので、ラジコン感覚で10分触れば、貴方もスクラッチャーへの扉を開いたことになります。
https://scratch.mit.edu/projects/323473901
高性能なパソコンじゃなくても、インターネット環境があればできますからね。
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