ケーキ

コツとかキモとか

いろんなものに手を出してどれも身につかなかった、「ハイフン型人材」だからこそ言えることがあります。

「あの時聞きたかった、、、」

「それ知ってたらかなり近道できたのに、、、」

何かを始めるときに、経験者がぼそっと言ってくれたことや、たまたま気がついたキモみたいなのがあるのとないのとで、習得期間も楽しさも全然違うんですよね。

今は、ネット上にすごく良い教材があって、わからないことがあっても、なんとか独学で調べることができますが、それぞれがつまずいたり、勘違いしてしまうポイントは様々で、それを指摘できる経験豊かな「コーチ」みたいな人がいてくれると上達のスピードが大きく変わると思うのです。

そして、そのコーチはプロを育てるのではなくて、横にいて、レベル3くらいまでサクッと上がるのを見ててくれるくらいで十分なのです。

最初の離陸まで。ちょっとわかった気になれるくらいまでもうすぐなのに、ガイドがなくて、楽しいと思う前に諦めてしまうの、もったいないですよね。

我が家にトランペットがやってきたときに、奥さんと二人の子供はいとも簡単に「プオー」って音が出せたのに、僕は全然鳴らなくて、2週間くらい通勤の車の中でマウスピース咥えて練習してやっと音が出る、なんてことがありました。

あの時「吹けて」「教えるの上手」な人がいてくれたら、、と思うし、とりあえず鳴ってても全然「伸びしろ」を感じないので、そもそもの音の出し方が間違ってるんじゃないかなと思ってたらやっぱり続かなくなってしまいました。

近所で補助輪付きの自転車に乗ってる男の子が「スピード出すとコケるから嫌だ」と言ってて、よく見ると補助輪がほぼ両方接地してて、これは少しでも傾けたら後輪が浮いて踏み抜いちゃうやつだとわかりました。

何がボトルネックになってるかを見つけて、そっとそれをどけてくれる人がいるだけで、初速が大きく変わります。
子供達によい環境、良い教材を提供することは大切なことですが、それ以上に、付き添ってよく見てあげる「コーチ」の存在が成長のキモなんだろうなと最近ピアノの練習を始めた娘を見て思っています。おだてないと、続かない。。

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