執着
皆さん、お久しぶりです。数ヶ月投稿をサボってしまいまして大変申し訳ないです。オッドアイに関してですが、他の作品との兼ね合いもあり連載が厳しい状況です。なので僕のnoteでは一話完結型の短編を掲載していく方式に変更しようと考えています。気に入っていただけましたら個人的に連絡頂けると幸いです。有料にはなりますが、僕が連載させていただいているサイトをお教えいたします。
さて、今回の話は「生」についての話です。生きている中で「死にたい」とふと思うことは、皆さんもあると思います。僕は多々あります。だけどいざ望んだものであっても「死」を目の前にしたら生きることへの執着が生まれ、死を悔いてしまうのではないか。そんなお話です。とある読者さんから「改行がなくて読みづらい」と言われたので、とても面倒ですが改行しながら書きます。
目を覚ますと天井は一面真っ青だった。
太陽が強く照りつけ少し汗ばんでいる。ときどきそっと涼しい風が吹き、体を冷やしてくれる。
少し横になったら寝てしまったのかと思い、固まった身体を伸ばして起き上がると、見渡す限り白い床で不思議な空間にいた。私はまたここにきてしまったのかとおもった。
ここに来るのは2回目である。前回は仕事の人間関係でうまくいかずにふらっと大通りに飛び込み二週間の意識不明に陥った時に私はここで過ごしていた。しかし、今回は今回はどうしてここに来たのか全く覚えていなかった。
また大怪我でもしたのだろうか、と思いながらどうせまた地獄に送り返されるんだろうと思っていた。
何もできない世界では暇をつぶすことすら困難なので、今日はひたすら歩き続けることにした。何も変わらない中、三時間ほど歩くと遠くに何かがあることがわかった。
この世界で初めての物体に、驚きと怖いもの見たさで駆け足で近づいていくと、それが人間であることがわかった。
好奇心と疑心が入り混じりながら、姿がはっきりとわかるところまで近づくとそれは小さな少女だった。そしてその少女は私に一言こういった。
「あんたはもう戻れないよ」
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