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そして2020年、呼び出しを受けた不思議な話〔前編〕

※今回の投稿は、私に起こった真実ではあるけれど、目に見えない類の不思議な話になるので、そういうのが苦手な方はスルーしてください。

2020年の立春を控えた深夜、関東に住む友人がなぜか私の故郷ダム湖近くの神社についてSNSで言及していたのを目にした。
その友人には私がその辺りの出身だということは話したことがなかったし、友人自身もその辺りに何の縁もゆかりもないらしい、偶然に浮かび上がってきた神社とのことだった。
その偶然のつながりに嬉しくなってつい「私その近くのダム湖の底に沈んでいる村出身なんですよ」ってダイレクトメッセージを送った。

久々に村のことを思い出しながら眠りにつくと、眠りへの狭間にあるうつつな状態の時に唐突に体にビリビリとした電気が走るような感覚があり、ダム湖の中から巫女さんのような女神さんのようないでたちの着物を着た女性(便宜上以後”女神さん”と呼ぶ)が出てくるイメージを見た。
よく昔話とかで「夢枕に○○が立ってお告げを受けた」みたいな話は耳にしたことがあったけど、そういうことって私にも起こるんだなあ!とたまげてしまったのだが、なんだろうと思い問いかけると「できるだけ近いうちにここ(故郷のダム湖)に意識を合わせに来るようにしてください」といったことを告げられた。
それでうつつの中でも『ああでも今やっている仕事が片付くまでは動けないしなあ…』などと正気に考えていたのだけど、なんと数日の間にその仕事が過去聞いたこともない予想外の理由で1ヶ月ほど進行が延びてしまい、ぽっかりと予定が空いてしまったのである。偶然と片付けるにはタイミングがあまりにも良すぎた。

そこで私はなんとなく「ああこれひょっとするとマジな急ぎなやつかもしれんわ」と思い、これをただの妄想だとかいって片付けて無視したとしてもずーっと気になってしまうだろうなと考えた。さらにGWの時に帰省するからその時に、なんて悠長なことも言ってられない何かを感じた。
しばらく迷ったが決心し、家族に相談すると予想通り「はぁ?」という反応。ですよね、ですよね…。
しかし「でも行くのは決めてるんでしょ」と最後には数日留守にする事を了解してもらえた。

それであれこれ都合をつけて2週間後に、はるばる車を翔って故郷の地に向かったのであった。
はたして…どんな旅になるのでしょうか?

(続く)

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