アキバ冥途戦争を見た感想(2022/12/30の日記)
アキバ冥途戦争というアニメについて呟いているツイートがタイムラインで何度か流れていて、どの感想も面白いと言いつつも何かいわくありげな感じだったので気になってみてみた。
とりあえず3話だけ見ようと思っていたけど、やたらと強烈なパワーがあったので最後まで見てしまった。このアニメはいろいろな意味ですごい。
まずこのアニメはメイドという看板をかかげているけど完全にやくざものである。メイドをヤクザに置き換えて抗争を描いているという感じ。この時点で相当攻めている。
さらに言えばギャグ要素が多い。というかメイドがやくざやってる時点でシュールな面白さがある。この設定だけでシリアスにはできない強烈な絵力があると思う。それに加え意図的に笑いを大量に追加してくるので随所で笑ってしまう。
この手のアニメは中盤くらいから同じような展開が続いて失速することが多い印象があるけど、そういったこともなく最後まで衝撃的な展開が続き面白い。
自分の一番好きな話は8話の野球回だ。暴力で解決せずフェアプレイで何とかしようとする主人公のなごみなんだけど、最低限の暴力をしないだけで相手への煽りはめちゃめちゃ言うのが面白い。なごみの中で煽りはフェアプレイの範疇なのだろうか。
なごみは意図せずやくざ的世界に飛び込んでしまった普通の人という役割だと思うけど、所々で感性がおかしいところがある。その感性のズレ具合が絶妙でちょっと毒舌入っているのも面白い。個人的には一番好きなキャラかもしれない(と思ったけど店長も結構好き)。
あと最終回の雑な感じも結構好みではある。ここはSNSなどの反応を見る限り賛否ある感じだが自分としては非常に良かったと思う。というか変に感動的に終わられても素直に納得できない作品だと思うので最後までシュールな笑いを入れてくる感じが最高だった。相当雑だとは感じたので微妙だと思った人の意見もわかるけど個人的には非常に良かった。
終わり方的に続編はないと思うけど同じ様なぶっ飛んだ話がまた見たいという気持ちがある。このアニメは見やすいし面白いので定期的に見返すかもしれない。
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