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中村悠一さんの文春報道について思うこと

Twitter(X)で中村悠一さんの文春記事が話題となっていた。

その記事は中村悠一さんがやっているyoutubeのゲーム配信で中村さんがした些細な下ネタ発言を大袈裟に解釈しでっち上げた内容となっていた。おそらく自称であるファンを見繕ってまで下ネタ発言を過度に糾弾するのはアクセス数を伸ばす手段としては有効なのだとは思うが酷い手法だな思う。

こういう週刊誌の低俗さは今に始まったことでもないのであえて話題にするまでもないが、今回はこの記事に反応している人が多数いたのでそれについて思うことを書いていきたいと思う。

自分はこの記事をTwitter(X)で見つけたが、トレンドの下のところに表示されるposts数を見る限り相当話題になっていたようだ(以下がトレンドのスクショ)。

文春オンラインのランキングでも自分が見た時に24時間ランキングで1位となっていたので記事を見た人も相当多いのだと思われる。SNSで話題になるとそれだけで文春オンラインへのアクセス数も伸びる可能性が高くなるので文春としては成功なのだろう。

この問題で留意したほうがいいと思う点は「記事に反応する」ということ自体が文春にとって得になってしまっているという点だ。今回の記事が出たことにより中村さんに言及している人がたくさんいて、基本的には記事を批判する内容が多かったが文春としてはこういう人たちが反応し拡散してくれるおかげでむしろ利益となってしまっているという構造がある。

「あえてツッコミどころの多いことを書いて反応をもらいやすくする」という手法は今回の記事に限らず、Twitter(X)のポストなどでもよくあることなので、そろそろそれに対する免疫をネット民が獲得するべきだと思う。何か言及したくなる気持ちは非常にわかるが、今後このような記事を増やさないためにもスルーするスキルが重要だと思う。

今回の件は明らかに些細なことを誇張して書いているという感じなので被害がそこまでなかったと思うが、これが賛否分かれることを元に書かれていたりするともっと後味の悪いものとなっていただろう。アニメ・ゲーム界隈にも文春的なゴシップ文化がきてしまったというのには辟易するが、今後は自衛のためにもオタクたちが反応しないことが大事なのだと思う。

もちろんこれはこういった記事を書いて反応してしまっている自分にも言えるが、自分としては注意喚起として「変な記事に反応する」ということ自体が今後なくなることを祈ってこの記事を書いている。何度も言うが「変な記事に反応する」ということ自体がSNSで変な内容の記事を拡散するということに加担してしまうという側面があるのでそれに注意したほうがいいと思う。自分の影響力自体は限りなく小さいと思うが、この記事を契機として少しでも反応しないというスルースキルがネットに身に付いてほしいと思っている。

防災訓練の時の標語に「お→押さない、は→走らない、し→しゃべらない」というのがあるが、変な記事への対応も「お→(記事のリンクを)押さない、は→囃し立てない、し→シェアしない」という「おはし」の姿勢が大事だと思う。この記事を書いたとしても結局は変わらないと思うけど、変わってほしいとは思っている。

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