藤井聡太と徹子の部屋
藤井聡太八冠が徹子の部屋に出るということで、普段はあまり見ない徹子の部屋を視聴した。今回はその感想を書いていこうと思う。
まず当日になる前に知らなかったのだけど、まさかの3人ゲスト構成。3人のゲストが順に黒柳徹子と対話するという構成で、藤井八冠だけと話すというわけではなかった。
明らかに藤井聡太で引きを作ってる演出だったと感じた。テロップ的に芦田愛菜→藤井聡太→マツコ・デラックスという順番で登場するのかと思いきやまさかの2番手マツコ。このあたりの引きはうまいと思いつつもちょっとセコさも感じる。マツコが好きな人も多いだろうけどやはり普段バラエティによく出ているのでそこまで新奇性はないだろう。おそらく普段バラエティに出ない藤井八冠目当ての人は多いと見込んで、テロップで登場順番を錯誤させ上手く視聴者を脱落させないようにするという手法なのだと思う。実際にそれにハマり全編視聴してしまったので有効な手法なのかもしれない。
ただマツコの最初の一言はすごいと思った。具体的な文言はうろ覚えだが、最初に「藤井くんだと思っていた人ごめんなさいね」みたいなことを言っていて、実際にそう思っていた自分としてはこれだけでがっかり感が緩和された感じがある。大したことではないかもしれないけどこれだけで大きなことだと思う。やっぱり長年テレビに手続けてるだけあって空気読みの勘所はしっかりわかっているのだろう。まさに空気読みの鬼だと思う。
芦田愛菜と徹子の会話も結構面白かったと思う。幼少期の頃の芦田愛菜が「徹子の部屋」に出演した時の映像が流れていて、ショップ店員のモノマネをしていたが、6歳にもかかわらずやたらと細かいところまで真似ていて単純にすごいと思った。というか恐怖すら覚えるレベルの完成度。自分が6歳の頃なんてひらがな・カタカナくらいしか書けないレベルだったろうし、スーファミか64やってた記憶しかないし、芦田愛菜はやっぱりすごい。
あと徹子の話もすごかった。芦田愛菜に「緊張したことはありますか?」というようなことを聞かれて出てきたエピソードにチャップリンがサラッと出てきて驚いた。歴史上の人物と普通に関わっているのはすごい。あと観終わった後にSNSで知ったけど将棋棋士で言えば升田幸三も徹子の部屋にゲスト出演したことがあるらしいので凄い番組だなと思う。その他にも歴史を感じるエピソードがいくつか出てきて面白かった。
そして肝心の藤井聡太との会話も面白かった。過去映像が流れたときに出てきた大女優がゲストに来た時も緊張していなさそうな徹子だったけど藤井聡太を前にすると若干ソワソワしてるのが意外だった。それでも質問はズケズケ突っ込む感じだったけど、徹子の緊張する条件がよくわからない気もする。
何年振りかに徹子の部屋を見たけど結構面白かった。今後観るかというと録画してまで観るつもりはないけど、こういう感じでゴールデンタイムにやっていたらまた観ようかなと思う。
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