ゲームボーイ風横スクロールシューティングverzeus(ヴェルゼウス)レビュー(switch)

本日からswitchで配信開始されたゲームボーイ風横スクロールシューティングverzeus(ヴェルゼウス)のレビューです。
難易度はeasyでとりあえず全ステージクリアした段階での評価です。
(レビュー書いた後にnormalでも全ステージクリアしました)

おおまかな評価を先に言うと、「シューティング好きならおすすめの横スクロールシューティング」という感じでした。
100点満点評価でいうと80点くらい。
ただ、後述するように「easyでも後半のステージは難易度が高く、理不尽に死ぬシーンが多発するせいで最後らへんのステージはかなりストレスがたまって、それが面白さを大きく損ねていた」というのがあります。

このゲームはグラディウス系の横スクロール地形シューティングです。
オプションユニットのフォーメーション変化やオプションにどういうウェポンをつけるかで自機やオプションの攻撃方法が変化するという独自の戦略性があって、場面場面に応じてフォーメーションを変化させたり、ウェポン選択するのが良かったです。

グラディウス系の地形シューティングとしても、後半ステージ以外はゲームバランスが良くてプレイしていて面白かったです。(難易度easyでの評価)

難易度については、easyでもシューティングに慣れた人でもそこそこ歯ごたえあるようバランス調整されています。(途中までは)
しかし、最後らへんのステージは「これがeasy?」と疑問に思うような高い難易度になってしまっているため、シューティングに慣れていない人にとっては最後やその一つ前のステージを延々とコンティニューでプレイし続けてるうちに相当うんざりしてプレイをそこでやめてしまうのではと思いました。
シューティングに慣れていない人用に、自機の残機数を増やしたsuper easyモードを追加したり、後半ステージの難易度やあの黒い回転板の障害物のグラフィックサイズや当たり判定をもう少し小さく調整した方が良いと思います。

シューティングゲームの面白さを大きく損ねる要素として、「理不尽な死に方をすると余計なストレスになって面白さが大きく減る」というのがあります。
このゲームはゲームボーイ風のシューティングにするためか、ファミコンの解像度(256X240)ではなくゲームボーイの解像度(160X144?)近くで作っているようですが、自機のサイズが大きいため、画面全体に対して自機がやや大きく感じて狭いです。
そのせいか、「敵が至近距離からいきなり弾を撃ってきて、それに当たって殺される」という、プレイヤー側にとって理不尽に感じてかなりストレスになる部分が後半のステージでは多発します。
救済策としてバリアアイテムがほどほどに出るものの、バリアが無い状態でいきなりこれで殺されると、プレイヤーは相当うんざりします。

ゲームボーイのネメシスやネメシスIIではあえて自機のスプライトサイズはファミコンのグラディウスとかより小さめにして、ゲームボーイの解像度でも狭く感じないように工夫したり、敵の弾の発射頻度などを調整して「いきなり至近距離で弾を撃たれて殺される」というのをできるだけ減らすように配慮していました。

前述のマイナス点についてはアップデートでうまく調整されたら、このシューティングは色々な人にかなりおすすめだと思います。
また、元からシューティングのうまい人はアップデートを待つまでもなく買って楽しむのをおすすめします。

グラディウス系シューティングとしてはかなり出来が良いだけに、easyでも後半の難易度の高さ、また「至近距離から弾を撃たれて殺される」という理不尽なのが後半ではかなり増えてプレイヤーのストレスになるというのは残念に思いました。

このレビュー書いた後にnormalでもプレイしましたが、easyで一通りプレイしたおかげか後半のステージもずいぶんと楽になってました。
easyだとラストステージは10回くらいコンティニューしてかなりうんざりしてたのに、normalだとラストステージの難易度がeasyと大差なく、今度はコンティニューは一回のみでクリア。

エンディングで見れる隠しコマンドについては一応救済策の一つでしょうね。

この後さらにhardもクリアしました。
難易度がnormalより難しいものの、繰り返しプレイで慣れると思ったよりは難しく感じなく、コンティニュー3回くらいでクリアできました。
easyの後半ステージが初見プレイだとかなり難しく感じた以外はかなり出来の良いシューティングだと思いました。

あと、ボスに弾が当たった時の効果音がもっと気持ちよくなればとも思ったり。