儲けにならない駄菓子屋を今の時代どうやって経営していくか?

駄菓子自体は今はスーパーで一部買えるしネット通販でも買えるのだけど、それでも昔ながらの駄菓子屋がどんどん減っていっているというのは寂しい物がある。
駄菓子屋が減っていくのは「まともに儲けにならない」ってのが一番大きい。
単価が安いし金のない子供がメイン客層なので一日あたりの売り上げが三万円以下になる事も全然珍しくなく、一日の儲けは在庫のロス分も考えると5000円も行かないだろう。
テナントの賃料や人件費などを考えると赤字になりやすい。
おかげで継ぐ人もいなくて今の店長(おじいちゃんやおばあちゃん)が死ぬと閉店になってしまうのも仕方ないというか。

それでも今の時代に駄菓子屋をなんとか経営していくとなると、「駄菓子販売以外の方法で何らかの収益を得て、駄菓子販売は付加的にやっていく」という形になっていくんだろう。

たとえば昼は駄菓子屋をやり夜は居酒屋をやるというお店もこの前テレビで紹介されていた。こういう「時間帯により駄菓子屋と飲食店を切り替える」という形態の店は今は複数存在しているみたい。

あるいは駄菓子屋の営業時間は子供が来そうな午後二時から午後六時くらいまでと短くし、それ以外の時間は別の仕事で稼ぐみたいなのも。
たとえば小説や児童小説を書きながら副業として駄菓子屋を短い時間営業したりとか。
客の子供とよく話をしていると児童小説の題材とかネタとか得やすいだろうし、今の子供の気持ちがわかるとやはり子供向けの本は作りやすくなる。
何が今子供達に受けているかを毎日子供達からしっかり聞けるというのはかなりありがたいのでは?
 
他にもスマホアプリの開発者として稼ぎつつ、駄菓子屋も短時間営業するとかもありか。
来店する子供達にスマホアプリを宣伝すれば、中には本人や知り合いに登録者数の多いインフルエンサーがいてyoutubeやtiktokなどで紹介してくれて、一気にそのアプリの知名度がアップするという事もあるかもしれない。

「駄菓子屋を短時間やり、午後四時以降は学習塾をして算数や英語を子供達に教える」みたいなのも。
午前中は教材の制作をやり、作った教材シリーズを電子書籍としてアマゾンのkindleで販売。午後二時から四時くらいは駄菓子屋営業、午後四時からは学習塾になるとか。
スペース的に昔の習字教室みたいな狭い部屋で数人の子供達に週二で算数と英語を教える塾をやるみたいな。

高齢者も糖尿病の人以外は甘い物をよく飲食するので、「近くの複数の高齢者施設と話し合って時々駄菓子の出張販売に行く」みたいな事で収益を増やすというのもありだろうか。
高齢者にとっても昔を懐かしむ事ができてわりと受けそう。

「地域住民で出資を募って駄菓子屋を運営して子供達のコミュニティの場にする」というのもありかもしれない。