この人の描く"二人"が好きだったはなし

私は腐女子である。


とあるメジャージャンルのマイナーカプにハマって、今まで使っていたツイッターのアカウントをそのカプ専用アカウントにしてほぼ壁打ちで投稿していた。

ハマったきっかけは一人の絵師さんだ。ピク◯ブで見たサンプルが性癖にドストライクで、というかむしろ自分にこんな性癖があったのかと思わせてくれた。絵柄、ストーリー、エロの描写…どれをとっても本当にドストライクだった。

感想フォームがあったので気持ち悪いくらいの熱量のこもった感想文を送った。絵師さんが本を出すたびに送った。

ついにメッセージだけではおさまらず、イベントに参加したいと思い始めた。直接買いたい!直接伝えたい!というよくわからない使命感だった。

人生初の同人誌即売会と言われるイベントに参加した。
無事に本を買えて、絵師さんにも思いの丈を伝えられた。感無量だった。
これで満足だ。とそう思っていたらツイッターにフォローリクエストが来ていた。あの絵師さんだった。
私のアカウントを探してくれてフォローしてくれたのだ。めちゃくちゃ嬉しかった。
それからは推しカプの話や何気ない話をする様になっていった。とても楽しかった。

推し絵師さんのことをAさんと呼ぶことにする。
推しカプのことを○△と表すことにする。

ここでBさんという同じジャンルで○△を描く絵師さんが現れる。現れると言っても私の前に現れたというだけのことで、Bさんはかなり昔(多分)からそのジャンルにいた方っぽかった。

AさんとBさんは仲が良く、Bさんは私にも声を掛けてくれて、フォローもしてくれた。とても親しみやすくていい人だった。


Bさんも○△の絵を描いていた。ここで私は違和感を感じた。Bさんは他の絵師さんたち(Cさん、Dさん、Eさん…)の○△絵もリツイートすることが多かった。
感じていた違和感が強くなっていった。

ここで私は気づいた。


私は○△が好きなんじゃなくて"Aさんの描く○△"が好きなんだ。
私はAさん過激派(表現が合っているか分からないけど)だったのだ。

Bさんはそのジャンル内のあらゆるカプの人たちと繋がっていた。なのでいろんなカプの絵もリツイートすることが多かった。中には◾️○、★○など、攻めとして見ていたキャラクターが受けになっている絵などもあり、ちょっと受け入れられなかった。
いわゆる地雷とまではいかないが、なんか嫌だなという感情が自分の中で溜まっていった。

イベントでAさんの本を買いたいけど近くのスペースにはBさんがいて、 Aさんのところだけ行くのもなんかあれだしな…といろいろ考えてしまってイベントにも行きづらくなってしまった。

そして○△への気持ちも徐々によく分からなくなっていってしまい、ツイッターはお休みしてしまいました。

SNSって難しい。
でも○△のことはずっと好きです。

文章なんて書いたことないので思ったことをそのまま書いたので拙い文章ですが、ここまで読んでくれた方がいたらありがとうございました。

やり場のない気持ちを吐き出せたのですっきりしました。




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