TOKUI

現在40代の2児+1匹の父。17歳の時に骨肉腫になり右足大腿部切断。子供の発達障害(自…

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現在40代の2児+1匹の父。17歳の時に骨肉腫になり右足大腿部切断。子供の発達障害(自閉症+重度の知的)それでも毎日幸せに楽しく生きてます♪ 主に過去の話を中心に日記も書けたらと思ってます。

最近の記事

【18歳】右足を失って・・・生きている証を残す その8

全体的に暗い話になりますが 次回からは少し明るい話にしたいと思ってます。 18歳の2月頃(寒かったとしか記憶ないので月は適当) 病院で文通をしていたユミさんと同部屋のアイさんが亡くなった。 2・3回病院で会った事はあるぐらいだったけど 手紙の中や母から話を聞いたりしていたので近い感覚で友達のように感じていた。 人生で初めてのお葬式。 アイさんの家に行き最後のお別れをしました。 正直な感想を言うと 号泣したのですが、それは悲しいとかそいうものではなく 自分も

    • 【退院】右足を失って・・・生きている証を残す その7

      無事に退院した所からのお話。 しばらくは、義足になれる為にリハビリや仮義足から本義足 にする為の調整などを行っていました。 障害者になってどう思う?って聞かれたら 別になんとも思ってなかったですね。 走ったり、長時間立ったりなどスポーツができないなどの不自由さはあるけど 「オリンピック選手」と「そうじゃない人」みたいな感覚で 早く走れないってだけって認識だった。 ぶっちゃけ生きてる事が嬉しすぎてそんなのどうでもよかったのかもしれないですね。 と言う事で、リハ

      • 【17歳】右足を失って・・・生きている証を残す その6

        6回の抗がん剤治療も終わり退院の日が近づいてきました。 めちゃくちゃしんどかったのでやっと家に帰れて普通の暮らしができると思うと嬉しかった。 そして最後の検査・・・ 結果は最悪だった。 両親と僕は主治医に呼ばれ先生の口から発せられた言葉は 「肺転移 5年生存率50%以下」という衝撃の内容でした。 選択肢は、手術をして除去するか抗がん剤を使って様子を見るか。 抗がん剤も、前回の6回で副作用が出ている事もあり あまり多く使用する事は出来なかったが 再度違う種類の

        • 【17歳】右足を失って・・・生きている証を残す その5

          病院にいるとさすがにストレスがたまってくる カーテン一枚となりのベッドに他人がいる状態だし 勉強しよう!って前向きな意味で看護婦や先生なども言ってくるけど 正直生きて出られるか分らない状況で勉強なんてする気も出ない・・。 そんな時に、医大生がボランティアで入院患者に勉強を教えることを しているらしく、僕の所にも男の医大生が一人来るようになった。 この医大生のお兄さんがとてもいい人で僕のこれからの人生に影響を与えている1人です。 お兄さんは、とりあえず勉強を教えに

        【18歳】右足を失って・・・生きている証を残す その8

        • 【退院】右足を失って・・・生きている証を残す その7

        • 【17歳】右足を失って・・・生きている証を残す その6

        • 【17歳】右足を失って・・・生きている証を残す その5

          【17歳】右足を失って・・・生きている証を残す その4

          化学療法も始まってちょっと入院生活の事をパート毎に分けて書いて行きます。 恋愛パート!? 入院している病院は当然ですが女性部屋と男性部屋が廊下を挟んで分かれており、無菌室の部屋に入ってる自分としては部屋の中の人間+先生・看護婦としか会う機会がない。 看護婦も小児科なので周りに話す相手がおらず、よく僕の所に来て話相手になってくれていた。 正確にはサボりに来ていたのだが(笑) それでもそのおかげで僕的には辛い時期を紛らわすにはとても有意義な時間を過ごせた。 一番仲良く

          【17歳】右足を失って・・・生きている証を残す その4

          【過去】右足を失って・・・生きている証を残す その3

          あと1週間で僕の足が無くなることが確定となった。 先生が義足になっても自転車も乗れるし、スポーツもやる人もいるから大丈夫って元気つけようと話してくれたのかもしれが僕が気になってる事はSEXが出来るのかどうかぐらいだったのが本音です。 この頃は、右足を失うのはほんとに嫌な事だけど、自分が望んでしまったという負い目の部分もあったしまだ実感もそんなになかった。 だけど、夜 家のお風呂場で足を洗ってる時に自然と涙が出てきた。 もう足を洗う事はないんだよな・・って思うと急に悲しく

          【過去】右足を失って・・・生きている証を残す その3

          【過去】右足を失って・・・生きている証を残す その2

          紹介状を持って母と二人で医大の整形外科へ行った。 レントゲンを撮って、先生の診察を行い 診察終了後母親だけが先生に呼ばれ話をした。そして再度CTでの再検査が必要になりその日は帰った。 今の時期は3月!終業式も終わり高校1年が終了。 春休み中にもう一度病院でCTの検査を受け その結果詳しい検査をさらにする為に入院しなくてはいけないことに。 入院日は4月8日頃で高校2年の入学式1日だけ学校に行きそのまま入院する事になりました。 そんな状態でもまだその時は大したことないの

          【過去】右足を失って・・・生きている証を残す その2

          【過去】右足を失って・・・生きている証を残す その1

          いちど何処かで生きてきた40年の出来事を書き留めたいと思っていた。 なのでnoteに少しずつ書いて行きたいと思ってます。 神様はいるのだろうか? 僕が”いる”と確信したのは17歳の時だった。 まずは生い立ちを簡単に説明します。おじいちゃん・おばあちゃん・父・母・ひとつ上の姉との6人家族。普通の家庭で今思うと幸せな家庭だったと思う。 小学校の頃からあるスポーツをずっとやっており、父が厳しいく指導してくれたのもあって、学校でも一番速かった。 その為、学校では人気者にな

          【過去】右足を失って・・・生きている証を残す その1