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移転/低所得層向けのFintech運営会社が規模拡大移転

日本や世界の低所得層のへのファイナンスサービスの利用機会を創造する金融包摂型FinTechサービスを展開するGlobal Mobility Serviceがオフィスを東京都千代田区神田に移転した。

会社概要と業態

Global Mobility Serviceは2013年11月に設立された企業になり、10期目を迎えるベンチャー企業である。資本金は2022年の年末時点で18億7,828万円(資本準備金含む)である。

事業内容はいくつかの軸に分かれており

・車両遠隔起動制御IoTデバイス「MCCS(R)」
・データ分析プラットフォーム「MSPF(R)(モビリティサービスプラットフォーム)」を活用した金融包摂型FinTechサービスの提供となっている。

同社のIoTデバイスでは自動運転技術の一部を自動車向けIoTサービスとして提供し車両の運行情報や位置情報などの利用状況を収集するだけではなく、双方向の遠隔起動機能が付加されているのが特徴

車載用IoT端末を取り付けた車両を担保とすることで、ローンや利用料金の支払いが滞った車両に対して、夜間など安全性に配慮したタイミングでエンジンを始動することができないようすることが可能となり車両の位置情報を特定してクルマを確実に回収することができる。

フィリピン共和国にてMCCSを取り付けたトライシクル(三輪タクシー)の割賦販売事業者の事業資金に対応する融資などと組み合わせることで金融包摂型FinTechサービスを実現する事が可能だ。

移転背景と目的

同社の新オフィスへの移転は、情報セキュリティの強化など組織機能を拡充した機能的な拠点として、さらなる業容拡大を目的。

また、社員一人一人の働きがいを考えたオフィスの提供を通じて、強固なカルチャーの醸成を実現し、事業成長に繋げていく目的と公式のリリースに記載がある。

移転先のグランファースト神田紺屋町ビルは1993年竣工のビルではあるもののサンフロンティア不動産が管理するセットアップオフィス物件になる。すでに内装が施されていることから内装費がかからないといったメリットがあり、スタートアップに人気がある。

<MAP>

グランファースト神田紺屋町(東京都千代田区神田紺屋町15 )

[移転の概要]

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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます