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移転/臨床試験・臨床研究の業務効率化プラットフォームシステムBuzzreach

治験を含む臨床試験・臨床研究に関わる業務効率化プラットフォームシステム(SaaS)の開発及び販売を行うBuzzreachがオフィスを拡大移転する模様だ。

患者と治験実施医療機関を繋ぐ 業界初のプラットフォームを提供し資金調達及び業績を伸ばしていた同社は、オフィスを目黒駅に構えており移転先は目黒と白金台の中間に位置するオフィスビルである。移転先は興和白金台ビルになる

会社概要と業態

株式会社Buzzreachは2017年に設立された医療系プラットフォームを手掛けるスタートアップである。
治験を含む臨床試験・臨床研究に関わる業務効率化プラットフォームシステム(SaaS)の開発及び販売、インターネットを利用した患者向け臨床試験情報、医療情報マッチングサービスなどを行っている。

沿革
2017年 創業
2018年 smt / puzz β版公開
2018年 田辺三菱製薬×01booster アクセラレータープログロムファイナリスト選出される
2019年 モバイルインターネットキャピタル・KVPを筆頭に 2億円調達
2020年 医師向け治験情報マッチングプラットフォーム「smt FOR DOCTOR」をリリース

日本で実施される治験情報を患者へ届ける治験情報プラットフォームとして運営しているまた、患者特化型SNSサービスMiiLike(ミライク)も運営

資金調達状況

Buzzreach社の現在の資本金は8億9,032万5,015円(資本準備金含)である。
沿革にもあるが2019年にモバイルインターネットキャピタル・KVPを筆頭に 2億円調達(プレAラウンド資金調達)

また、シリーズA 資金調達として2022年には既存のモバイル・インターネットキャピタル株式会社、株式会社ANOBAKAを引受先とした第三者割当増資により、シリーズAラウンドで総額6.6億円の資金調達を実施している。

移転の背景と目的

Buzzreach社の移転目的は事業の拡大である。目黒駅前のシェアオフィスに本社を構えていたが人員の増加により手狭になっていた模様である。

同社のスタッフは2022年において50人を越えるメンバーを抱えている状況のようである。レンタルオフィスやシェアオフィスは設立時や採用が安定しない時期においてはフレキシブルさを評価されるが成長期や拡大の企業においては身動きが取りにくくなる傾向もある。

もともと同社がオフィスを構えているビジネスエアポート目黒はMG目黒駅前とよばれるシェアサービスであったが、東急不動産が運営するビジネスエアポートに名称変更&運営変更が行われた背景がある。

スタートアップ系の企業が多く入居していたが成長するにあたり同シェアオフィスから通常のオフィスビルやWeworkなどの大規模なシェアオフィスに移転する傾向にある

また冒頭に記載したように2022年はシリーズAの資金調達が完了しているのでオフィスに投資する資金の目処がたった事も要因のひとつと考えることができる。

移転先について

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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます