不動産オーナー探訪記 第27話 Qビル
東京の都心に謎なビル名 「Qビル」シリーズというものがあります。○○QビルといったQが付く謎のオフィスビル、オバQのQではなく・・・・ちゃんとした由来があります。とはいっても中々企業としてのホームページなどが現存せずわかりづらいのですがまとめてみました。
株式会社邱永漢事務所が運営するオフィスビルを探訪してみました。
会社の沿革とオフィスビル
公式の概要からは以下となっている。
渋谷や中目黒と言った都内の一等地に多数所有する事業用不動産を中心に、それらの資産を包括的に管理・運営するファミリー企業 とある
邱 永漢(きゅう えいかん、1924年3月28日 - 2012年5月16日)は作家として名を残している。日本統治時代の台湾台南市にて父、邱清海(台湾人)と
母、堤八重(日本人)の長男として誕生。
1954年 小説家を志し東京に戻る。
1956年小説「香港」で第34回直木賞受賞。外国人として最初の直木賞受賞者となる。
1960年、株式投資により、成功を収める。自身の投資が1年で数十倍になり、成長企業への投資法がマスコミに取り上げられ、「株の神様」と評される。
ここで手にした利益をオフィスビル投資へと分散していくことになります。
オフィスビルのシリーズについて
代々木公園Qビルや渋谷QビルがなどのQビルシリーズの管理をしている。
代々木公園Qビル
渋谷Qビル
赤坂Qビル
新宿Qビル
博多Qビル
邱 永漢は、実業家としてはドライクリーニング業・砂利採取業・ビル経営・毛生え薬の販売などを手掛けた。東京には邱経営の中国語教室も存在した。
日本におけるビジネスホテル経営の元祖でもあった。(渋谷ビジネスホテル)
企業概要
企業名:株式会社邱永漢事務所
創立 :1961年12月
所在地 :東京都渋谷区渋谷1-6-10 Qビル4F
業 種:不動産開発事業、オフィスビル事業 他
主な賃貸オフィス:Qビルシリーズ
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主にオフィスに関する不動産知識や趣味で短文小説を書いています。第1作目のツボ売り、それ以外も不動産界隈の話を書いていければ良いなと思っています。 サポート貰えると記事を書いてる励みになります。いいねをしてくれるだけでも読者がいる実感が持ててやる気が出ます