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最近、なんかコントがブイブイ来てる気がする。

まあ次のでかい賞レースとなるとキングオブコントになるだろうし、それはそうか。野田クリスタルが「R-1とM-1獲ったから、次はキングオブコント」と宣言したり、M-1には出れるけど正式コンビでないため今までのルールではキングオブコントに出れなかったM-1ブレイクコンビ「おいでやすこが」がルール改正によりエントリー可能になったのもあるし、第7世代と呼ばれる若い新世代勢力はハナコやかが屋筆頭にコントが強いイメージがある。コントかぁ。

思えば小2でお笑い雑誌に手を出してた人間であるが、基本コントより漫才派だった。だけど思い返すと色んなネタを見て、涙流して腹抱えてモノマネしちゃうくらい笑った好きだったネタは、コントが多い気がした。なので、何でも基本笑うオタクな気もしますが、その中でも完コピするくらい見た狂おしいほど好きなコントを振り返ろう。数が多いぞ。タイトル分からんので想像で付ける。


①シソンヌ「タクシー」

2014KOC決勝ネタ。ネタの8割ずっと笑い続けてたし、7年前になるが今でも完璧に再現出来る。表情も「キャー!」て演技も、ラブロマンスが始まるんだか始まらないんだか分からない空気も全部ツボ。じろうさんにちょっと変わってるけど品のあるエレガンスな女性役をやらせれば確実に面白くなる。

②さらば青春の光「ロック」

流石ぶっちぎりKOC歴代最多出場(それも連続)コンビ。しかもこれは確か連続最多出場の際の2年目の1本目のネタ。「我社の一番の敵はロックでしたわー!」というパワーワードに持ってかれた。役柄も似合いすぎている。「イタトン」と一緒にやったら優勝してた気する。

③バイきんぐ「母校訪問」

やっぱりこのコンビが外せない。ド肝を抜いたし、2本目の「なんて日だ!」のネタも天才的だけど1本目にこれを見た衝撃がデカすぎた。2本目でそれを塗り替えたのもえぐいが。小峠さんは怒鳴り叫んでも、冷静につっこんでも何でも面白いよなあ。目から鱗全部取れた。

④ハナコ「女子の気持ち」

タイトルがあった気がするが忘れた。菊田さんの使い方が天才的だと、これで深く刺さった気がする。これをKOC最終決戦に持ってこられたらもう笑うしかない。山崎まさよしの歌がまた良く似合う。岡部さんの表情と秋山さんの困惑感もすごい。何十回も真似た。ハナコに関しては「新元号発表」と「進研ゼミ」も刺さった。

⑤ニッポンの社長「ケンタウロス」

初めて見たのはルミネtheよしもとのバトルライブ。ミラーボールが出てきてケツさんが歌った時にルミネがマジで揺れた気がした。泣いて泣いて仕方ないくらい笑った。音楽を使ってるのでもしやParaviの配信やDVDではカットなのだろうか。あのネタはどうやって後世に伝えれば……。Wikipediaに、「ネタは非現実的なことは一切せず」と書いてあって「?」と思った。

⑥天竺鼠「寿司」

今や「Mr. Saxo Beat」は私のテンションを上げる時の大事な音楽になりつつある。とにかくメッセージ性が無い。くだらないと言っちゃあれだが、言葉の掛け合いも殆ど無いのに小さい頃物凄く頭にこびりついた。この感じで「将棋」も刺さった。言葉掛け合い無しコントやらせたら右に出るものはいないかもしれない。

⑦犬の心「マジック」

2014KOC決勝戦ネタ。パワー系でも強烈キャラ系でも奇想天外設定系でも無いのに客席がバカウケしてるのが本当に強かった。押見さんが「リバーシブルかよ……」と吐き捨てるように言っただけだったのに、なんであんなに面白かったんだろ。今見ても面白い。

⑧インパルス「脱獄」

KOCの決勝では時間制限があるため、このコントの魅力がフルに出来た訳では無いかもしれない。(それでも十分おもろい)なので吉本興業オフィシャルのYouTubeでこれのフルを見たところ、お、うぉ〜〜!!となった。板倉さんが全面的に凄いと見せかけて、実際は堤下さんのツッコミはマジで強い。大好きなコントのツッコミ。


⑨GAG「芸人の彼女」

このネタをKOCでやって優勝出来ないことが歯痒すぎるほどの名作な気がする。芸人だからこそ書ける芸人の世界をあんなファニーに書けるGAGは強い。芸人世界をネタにするコントでは右に出るものはいない気がする。どのGAGのネタも、福井さんの悲痛の叫びや切羽詰まり焦る様や怒り・悲しみを露わにする様が一番の見所だと思っているので、全部これに詰まってる。二番目の魅力、宮戸さんの女装も勿論入ってます。

⑩相席スタート「付き合って半年」

男女コンビでカップルネタをやらせたら恐らく断トツ1位になりうる最強コンビのこのネタ、公式YouTubeにこのネタだけアップされてるのでご本人方もかなり気に入ってるのかな?と思う。山添さんのナチュラルクズさ、ケイさんの普通のか弱く女女しい彼女かと思ったら、意外と心強くて怒ると怖い彼女の演技力が天才。相席スタートは漫才も面白いし、コントもその他「彼女と別れる時」のコントも相当面白い。

⑪蛙亭「スポブラ」

男女コンビといえばこのコンビも忘れちゃいけない。このコンビの代表作といえば「マッチングアプリ」なのかもしれないが、私もこの二択で迷ったけどゲラゲラ笑った方がスポブラだった。幼い少年少女の色んな感情と愚直な性欲、まさかの驚きのオチ、どれを見ても最高で、あと中野さんのキャラが本当にツボに入ってしまう。タイトルだけ聞くとちょっとエッチなネタになるのに、どこもエロくないのが流石だ。

⑫佐久間一行「井戸」

井戸、というタイトルから想像もできないさっくんワールド全開の楽しい楽しいネタ。小さい子にもウケるし子供の心を持った大人にもバチコンハマるおもろさ。歌ネタではあるけれど、なんかこう……言葉にしがたい、まさにさっくんワールドとしか言えない魅力と世界観なのだ。みんなのうたで使って欲しい。毎朝起きるのに。おかあさんといっしょでの歌「おすしのピクニック」を思い出した。

⑬マツモトクラブ「ストリートミュージシャン」

R-1の敗者復活戦から謎の無口なピン芸人が言葉も出さず局に入ってきて、いきなり芸人の説明も無く始まったこのネタ、マジで雷に打たれたような衝撃だった。途中の山場にクラシックの音楽が相まって最高に最強だった。流石は芸人になる前から演技経験のあるマツモトクラブさん、ネタの中の盛り上がりとかがめちゃくちゃ上手い。


他に、衝撃を受けるほど面白かったコントをする芸人のネタは数え切れないので、芸人さんだけを挙げさせて頂こう。

⑭ロングコートダディ

恐ろしい程ゆるい空気で死ぬほど笑わせてくれる。

⑮やさしいズ

ガラ悪めのタイさんがコンビ名通り優しいネタをやっていくのがもう凄すぎて面白い。

⑯東京03

やっぱり外せないと思う。ただどのネタも絶対的な面白さなのでもう言葉にできない。

⑰うるとらブギーズ

見るネタ大体面白い。前にルミネで見た「娘さんを僕にください」をお父さんに言うネタが公式YouTubeに載ってなくて寂しい。



増えたらまた書こう。コント好きだ


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