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佐久間町の成人式は、1月2日に行われます。

浜松市の山奥から、こんにちは。


佐久間町の床屋 乗本和男です。


後4日でお正月がやってきます。毎年のように早く感じるのは、歳を取ったというより、毎日が短調になったからなんでしようね。それか楽しくてしょうがないのか。できたら後方の方だったら、正月が早くきても納得いきます。



さて今日の朝にお客さんから予約の電話が入り、今日の空いている時間帯に入れさせてもらいました。年末になると希望の時間が取りにくくなってしまうので、良かったなって思ったんです。その理由は、そのお客さんが今年、成人式を迎えるからなんですよね。成人式というと、僕たちの時には1月13日と決まっていて、祝日でした。今でもそういった形で、各地域で行われているところが多いですよね。



でもここ佐久間町は地元に成人者が残ることが少なく、成人の日になかなか集まれないことが多いんです。そのこともあり、昔から佐久間町では、1月2日の日に行うんですよね。静岡県下でも1番早い成人式といって、テレビのニュースで取り上げてもらうこともたまにあるくらいなんです。正月にいきなりやるのもないですから、結構有名になるんですよね。



そんな成人式に出る中野くんが来店してくれました。今は愛知県の大学に行っているんです。そのせいもありなかなか帰ってこれないんですよね。こんな形で若者が帰ってこれないので、正月は必ず帰って来るだろう。と始まったんです。僕の時代でもそうでしたら、もう長い間続いているんですよね。僕が成人式の時には、まだ青年団というものがあり、「佐久間町に帰ろう」といったような歌を僕たちに歌って、帰って来るようにと故郷の素晴らしさを改めて教えてくれたんですよね。



そんな僕の時代にも人数が少なくなったと言われても、浦川中学だけで、50人はいたんです。山香中学や佐久間中学を入れると、百何十人はいたでしょうね。そんな成人者の人数も今年はどうかと聞いたら、佐久間町全体で12人らしいんです。そのうち浦川地区(旧浦川中)は5人なんですよね。なんとも人数が少なくなりました。そのせいもあると思うのですが、僕たちの時には座敷に上がり、料理屋さんでやったんですが、今は人数も少ないのでスナックでやるみたいなんです。



このまま行くと後数年で佐久間町の成人式はなくなってしまいます。なんとか地元に若い人が移住やもしくはリターンして戻ってくれたりしたら、また賑やかな成人式をやれるようになれるといいです。
来年の成人者の方、本当におめでとうございます。立派な日本人成人者として、これからの人生を楽しんで欲しいです。


 

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