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小学生の英検S-CBT受験記


はじめに


小学1年生(インター歴3年)と4年生(インター歴3ヶ月)の子どもたちがS-CBT英検受験をしたときの記録を残します。


S-CBTを選んだ理由

海外在住の我が家の場合、コロナの影響等もあり、現地で英検を受けることができません。受験のチャンスは日本への一時帰国のみです。従来の英検は年に3回と決められている上に、二次試験は別日程になります。一時帰国という限られた期間で、1日で全て完結させるためにS-CBTでの受験を選択しました。


S-CBTと通常受験の違い

S-CBTは全国各地の会場でほぼ毎週開催されており、1日で4技能全て受験することができます。
また、ライティングは筆記またはタイピングを受験申込時に選択することができます。
その他のスピーキング、リスニング、リーディングはPCで行います。

受験級について

小学1年の息子は初の英検で、3級を受験しました。
(S-CBTは3級からしか受験できなかったため)
小学4年の娘は、3回目の英検で、準2級を受験しました。
(小学3年時に5級、4級、3級を取得。4級と3級はダブル受験)

受験勉強について

2人とも基本的には過去問を何回かやったのと、ライティングはいろいろな問題を出して書かせることをメインに1ヶ月ほど学習しました。
娘の準2級のスピーキングは、過去問から私が問題を出して、娘が答えるという練習をしました。
準2級集中ゼミは1日目をやっただけで残り19日分やらずに試験日を迎えました…
息子の3級は英検サイトの過去問を数回やった程度で、ライティングのミスをなくすことに注力しました。
リスニングは2人とも過去問で問題なくできていたので、何もしていません。

S-CBTのライティング筆記型の事前練習


ライティングでタイピングを選択すると、試験時に鉛筆を使うのはメモのときくらいですが、筆記を選択する場合は、ライティングの回答用紙が配布されます。
受験番号、生年月日、年齢、電話番号の下4桁をマークシートに記載し、名前のひらがな及び漢字と試験会場名を記載する必要があります。
タイピングに慣れていない子どもたちは筆記型を選択するケースがほとんどだと思います。また、低学年だと読めない漢字もたくさんあるため、回答用紙への記載方法を事前に練習しておくことをおすすめします。
回答用紙のサンプルは英検のサイトで公開されているため、コンビニなどで印刷して何度か練習させました。
試験時に受験票と受験控えは持ち込めるため、受験番号、試験会場名は記憶する必要はありません。生年月日西暦、年齢の書き方として、前ゼロをつけた書き方(例えば7歳だと07とマークする)は事前に練習させると安心です。
1年生の息子は、ふりがなのところに漢字を書いたり、姓名の意味がわからない、生年月日の西暦を間違えて覚えているなど…いろいろあったので、事前にやっておいて本当に良かったと思います。


試験当日について

試験当日は30分前に到着。
試験会場には、鉛筆2本、無地消しゴム1つ(消しゴムカバーなし)を準備して、受験票と受験控えを持って入っていきました。
スマートフォン、スマートウォッチは持ち込めません。
試験中、姉弟で会話はしないこと、わからないときは手を挙げて係の方に質問するように伝えました。(姉弟の席は離れていたのでよかった)
1年生の息子はほとんど漢字が読めないため、7,8回は挙手して係の方に質問をしながら進めていったと話していました。

試験結果について

試験後約1ヶ月で試験結果がWEBから閲覧可能になります。すでに日本を出国していたので、WEBで合否確認ができるのはとても便利です。無事二人とも合格していました。合格証は申込時に記載していた実家に届いているので、次回一時帰国するときに受け取る予定です。

準2級結果(小学4年)
3級結果(小学1年)


まとめ

S-CBTの小学生の受験に関する情報があまりなく、正直1年生の息子にはまだ早かったかな・・・と思っていました。でも実際に受験してみて、低学年でも何とかなるんだということがわかりました。
また来年一時帰国したときに上の級に挑戦できるといいなと思います。

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