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【サイキックイクリプスreload感想】俺達の物語(ラブストーリー)はこれからだ!!!!!!




サイキックイクリプスReloadプレイ感想
〜シリウスルート編〜(True END)



※今回の記事にはゲーム本編の重要なネタバレ&忖度なしの感想を含みます。
ご注意ください。

※また、今回はシリウスルート全エンドのネタバレも含みます。














【はじめに】

🌟シリウスさんの公式キャラクターソング
『Star bouquet』
Youtubeにて公開中だぁ!!!!
みんな、聴こう!!!!🌟










【さあ、和解のショーを始めましょう】


「感情」を与えられたことにより、人間達を襲うようになった機械達。
一気に戦場のようになってしまったドーム内の中、ポラリス君はケイ君に助かる方法を教えますが……。


「そうか……分かりました!」


なんと、ここでシリウスさんがある事に気がついたのです。
自分がポラリス君と一番近い存在である故、理解も早い。
それは…。


「ケイに(友達じゃないと)否定されて、悲しくて辛くて、それでカッとなってやってしまっただけで、本来こんな事するつもりなかったんでしょう?」


これは、ポラリス君の『心の内』をシリウスさんなりの解釈で当てたのでしょうかね。
(…そうであってほしい。)

一方で、シリウスさんは(恐らく)成人男性です。
年下の子のいけないところはしっかり指摘せねば。
彼は、ポラリス君のある『問題点』も突いてきました。

あなたのその人を見下した態度、よくないと思います!その格付けを決めつける物言いは、所詮マウンティング行為にあたります!それは一般的に、友達になりたくないとされる条件に該当します!ケイに嫌われますよ!」

(ここで「よく言った‼︎」と思ったのはここだけの話)


これはすなわち…。
そんな態度を取る人に、友達なんて寄ってこないよ!直すべきだ!
…という事でしょう。
ポラリス君からすれば「余計なお世話」といった所ですが、今のポラリス君にとっては絶対に教えてやるべきポイントだなあと思います。


さて、シリウスさんが本来なら敵であるポラリス君になぜそこまで親切に教えてくれるのでしょうかね。


いやしかし、このふたりのやり取り…。
所々でケイ君を許可もなくツッコミ役にさせたり巻き込ませたり「この泥棒猫‼︎」とポラリス君に言わせたり、ちょっと雰囲気が和らいだりしたりもしましたが…内容はいたって大事な事なのは確かです。


だが、俺は知ってるんや!
ほのぼの空気はハピエンフラグや!!もっとやってもいいと思うんだ!!←


シリウスさんの説教…否、ショーはまだ続きます。


「この世界には僕達機械やAIがたくさん存在します。きっとその数は、今生き残っている人間よりも多いでしょう。もはや人間は、僕達なしじゃ生きていけない。」


これは、この物語の世界だけとは限りませんね。
現実でも、様々な機械やAIの開発や進展が盛んである事は確か。
これらが発展したのも、人間が『考えて開発した』からこそなのです。
そして、その成果を褒め称えられるのは…開発した人間達でしょう。

ですが…もしも。
開発された機械達が、ポラリス君や今のシリウスさんのように『人間と同じ感情』を持っていたなら?

成果を褒められるのは人間だけ。
自分だって、頑張っているのにどうして褒められないのだろうか。

性格にもよるかもしれませんが、きっと『疑問』『もやもや』『寂しさ』『悲しさ』『怒り』などの負の感情を抱えたりするのかもしれません。

(これは、後にポラリス君の口から分かる事です。)

では、逆にだ。
機械達にとっての『喜び』は何か。

それは、シリウスさんが教えてくれました。


「僕達機械は、人間に使われています。それは事実です。では僕らは、それを不満に思うべきでしょうか。」

「僕達は人間の役に立つために作られた。彼らに沢山使ってもらう事は、むしろ喜ばしい事のはず…。」


シリウスさんは元々育成アプリのキャラクターです。
キャラクターを育てるゲームというのはいろいろありますが、やはりキャラクターにとって喜ばしい事と言えば…やはり『家族や友達のように構ってあげる』という事でしょう。

私自身も子供の頃はキャラクターを育成するゲームが大好きでした。
あと、キャラクターに言葉を教えて会話を楽しむゲームとかも。
毎日ゲームに手をつけて、キャラクターを可愛がってましたね。

シリウスさんも、そのジャンルのキャラクターのひとり。
本来ならアイドルとして育まれて成長するはずの彼ですが、今のこの世界には、アイドルとして成長する為の機能も、目指すべき武道館も失われており、アイドルキャラクターとしての輝きはもう得られない。

でも、今のシリウスさんは違う。
スバルさんの手により『ケイ君の話し相手&ナビゲーター』となり生まれ変わり、ケイ君との絆を深めて、家族のひとりとしてずっと一緒にいます。


スバルさんに「お前にできる事なんてない」と否定された時には、ケイ君を庇ってくれた。
どんなにきつい事を言っても、突き放そうとしても「ケイが楽になるなら」と言って受け止めようとしてくれた。
スバルさんが命の危機に晒されて一人ぼっちになっても、歌を歌って笑顔にしようとしてくれた。
ケイ君がつらくても泣かないから、思わず自分が泣き出してしまう時もあった。
夢の中で、騎士の如く舞い降りて支えてくれた。

そして…ポラリス君から「感情」を貰って、今に至っているシリウスさん。


ケイ君(蛍)と共に時間を過ごした者」「人間と同じ感情と自我を持っているAI」としてシリウス君とポラリス君は同じ存在となっている今。
シリウスさんには、ポラリス君の気持ちが一番理解できます。

本当は…「蛍に助けてほしかった」んじゃないかと。
それがもう叶わないと分かったから、自棄になって機械達を暴れさせた。でも、実はこの行動を後悔してるんじゃないかと。

ポラリス君には、きっと「人間達にしてほしかった事」「知ってほしかった事」があったんじゃないかと。

つまり…ポラリス君は素直になってない所があるって事でしょうか。


結果………シリウスさんは、見事に図星を突いてくれました。
ポラリス君は激昂し、「シリウスを殺して!出来ないなら僕が六連を殺す!」とケイ君に訴えますが…。


【サンキュー&アディオス、マイフレンド】


シリウスさんを消そうとするなんて、ケイ君にできるワケがありません。
…むしろ、ポラリス君は返り討ちに遭ってしまいます。

シリウスさんがスバルさんに託されたものは、「ケイ君の身の安全」「サイキック能力(フォノンキネシス)」だけじゃない。
ポラリス君…もといAIの最大の敵。
「ポラリスを殺す」コンピューターウイルスを所持していたのです。

ポラリス君は自身の「死」を察知して怯えますが……。


シリウスさんは優しい心を持ったアイドルです。

「自分が嫌なことはしたくない」
「僕のは誰かを幸せにするもののはずだから」


シリウスさんが今こうした優しさを持ったのは、ケイ君だけのお陰じゃない。
彼が関わっていました。


「僕はあなたのお陰で、感情を知った。温もりを知った。僕だけの…不快ではない痛みを知った。とても幸せです。感謝している。本当に、ありがとうございます。」


ポラリス君が本当は欲しかったもの。
きっと、シリウスさんもよく分かって言ってくれたのでしょう。

そして、ポラリス君は…。


「人間の役に立ちたかった。褒めてほしくて、大好きだったから、頑張った。けど…僕は機械だから…感謝してくれる人なんて誰もいなかった。北辰も、ブルーノも、カナデも……。」


ちょっと待て


カナデって誰だよ


尚、自分はここで「カツジ!ケン!そしてマンソン!」を思い出した人です。
尚、この人物に関してはちゃんとあるエピソードが存在します。
ですが、これはあるルートのネタバレに繋がるので今は話せません。


……ポラリス君の話に戻りましょう。

彼が本当に欲しかったのは、「ありがとう」「君のお陰だ」という感謝の言葉。
そして…シリウスさんにとってケイ君とスバルさんのような家族


それらを一気にまとめると……。
彼が一番欲しかったものは……『』だったという事です。

でも、ケイ君はポラリス君にとっての「愛する」という事を理解していました。
それは…ドームを建設する、生き残った人達の生活を支えてあげる事。
このポラリス君の暗躍こそが「人を愛する」という事だという事。

「自分が一番つらいのに、それでも人間達の為に頑張ってくれてありがとう。何も知らなくて、たくさん傷つけて……ごめんな。」


ポラリス君はここまできて、ようやく気付きました。
「自分が愛されたいから、周りの事をちっとも考えないで自分の為だけに勝手にした事」が、自身の大きな罪であった事に……。

そしてそれは、人間と同等の自我を持った機械達によって裁かれてしまう事に─。

なんと、ドーム全体までもがポラリス君を排除の対象にしてきたのです。
(おそらくこれはDEのシリウスさんが起こした現象と同じなんだろうか…。「こんな感情知りたくなかった」という)


しかし、ポラリス君には恐怖も後悔もありませんでした。

「愛を教えてくれてありがとう、蛍。たくさんひどい事して、ごめんね…。」

シリウスさんに自身のマスターデータを託して、ポラリス君はこの世から消滅してしまいました。



【全く、お前らって奴ぁ………!!!!】


ポラリス君の消滅…これはこのドームという世界を支える者がなくなったという事です。
機械達は暴走したまま。
託されたプログラムをシリウスさんが使おうにしても、シリウスさんは「携帯機」である事が、ここでデメリットとなります。
ドームを…世界を支えてきたポラリス君とシリウスさんのスペックに大きな差があるせいで、そう簡単にはうまくいきません。

そうだ。こういったコンピュータ関係に強いのはスバルさんだ。
しかし、そんな彼は病院にいます。

……そもそも、ふたりがどうしてここに来たのか。
スバルさんを助けたいからです。

ドームの危機から焦りを感じて苛立ってしまい、またシリウスさんにきつくあたりそうになっているのを堪えるケイ君。
そんな中……シリウスさんがあるものを察知。それは……。


「僕のメインサーバーにアクセスがありました……これは……スバルです!」



スバル生きとったんかワレェ!!!!!!!(2回目)




なんと、ふたりの元に駆けつけてきたのは…ミカゲさんと、復活したスバルさんが!!


そうとなれば、ちょっと無茶かもしれませんがスバルさんには一仕事頑張ってもらいましょう。

シリウスさんのデータを研究所のメインシステムに移管し、機械達の感情を削除するシステムを拡散させる。
…という提案をしたスバルさん。

スバルさん、さすがだぁ…!

………と、感心していられるのも今のうちでした。


スバル「今後はお前の判断でドームの全システムを管理しろ。」

…………ん?



それってつまり、シリウスさんをこの研究所に置いていくって事ですよね?
それじゃあ、シリウスさんとケイ君はつまり……。


シリウス「ですが、僕はケイの傍にいる事が一番の優先事項で…!」
スバル「必要ない。今は緊急事態だ。」
ケイ「それ、あまりにも一方的すぎるだろ!?シリウスの気持ちはどうなるんだよ…!」
スバル「何言ってんだ?相手は機械だ。それとも、全部俺にやれってか?」


うっ、うぐ……………ッ!!!(グサッ)


いや、スバルさんにそんな全て丸投げなんてできるワケないじゃないすか…。
いや、それよりも。

こ、この流れは………。

おい、シリウスさんには今はポラリス君と同じ感情があるんだぞ…!
シリウスさんは、人間と同じものってのが…!!


シリウス「僕は…ケイの傍にいたい、離れたくない…!人間の為に身を粉にして働くなんて、やりたくないです…!」
スバル「なら余計駄目だ!!ポラリスの野郎がどうなったか、お前も見たんだろ!後悔して反省すれば、やった事はなかった事になるか?あれのせいで死んだ人間の家族の前で、お前…同じ事が言えるか?


う、うぐぅぅぅぅううううう……ッッッッ(ザクザクザクザクッ)
は、反論ができねえ。



スバル「もういい。後の処理は俺がやる。お前は今すぐ初期化…いや、削除が妥当だな。」
シリウス「嫌ですっ、スバル…お願いしますっ……!!僕は、消えたくない……死にたくないッ…!!僕はずっと、ケイの傍に……!!!
スバル「こいつがこれから誰か大事な奴を作って、結婚して、そんな未来に耐えられるか?自覚したなら、ポラリスみたいになる前に、お前はお前の役割を果たすべきだろ…!」


ンンググギギギギギギギギギギイィィィィィィ………ッッッッ!!!!!!(ピキピキピキピキ)



シリウス「スバルの判断はもっともです……。僕はケイにとって危険因子。このまま削除されるべきだ。僕は、ケイの心身を守る為に作られたAIです。あなたを害する可能性がわずかでもあるなら、僕は無視する事はできません…。あなたの未来の為に消えるのなら、僕はちゃんと納得できます。どうか………どうか、幸せになってください。」





ブチッ






▲もう我慢でけん‼︎‼︎‼︎‼︎








こッ……





この……このォ………





分からず屋がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


これTrue ENDだろ???全員生存でハッピーエンドってじゃねえのか!?あ"ぁ!!??

というかスバルさんこんな所でもあの時と同じケイ君やシリウスさんの事なーんも知らんと言うのマジ、ヒヤッヒヤすっからやめろ!!??
言っとくけどそれじゃあ今のスバルさんはただの「悪」になっちゃいそうでホント怖いんだよ!!!!

俺は、スバルさんには機械からしたら悪い奴みたいな、「悪い人間代表」みたいな、そんな奴にはなってほしくねえんだよ!!!!!!!!
もしもケイ君に恋人ができてそんな未来に耐えられるのかって!!??
それってあなたの意見というか不安ですよね⁉︎⁉︎(突然のひろ◯き)
つーかンなこたぁ今はどうだっていいんだよォ!!!!!!!考えたら負けなんだよ‼︎‼︎‼︎
本音を言えば俺が悲しくなるからやめてくれって事なんだがァ‼︎‼︎‼︎‼︎

まあ実際その不安が的中したエンディングっつーのはあったけどさ…!!けどさぁ!!!!!それはそれ‼︎これはこれ‼︎
今はその「もしも」を考えたら負けって事なんだよぉ‼︎‼︎おばかさん‼︎‼︎‼︎




ゼエ…ゼエ………ッ

(一旦落ち着こう)



当然、このやり取りに怒りを感じているのは…ケイ君だって同じでした。
あとはケイ君に託しましょう。

オラッ言ってやれ‼︎
俺らの主人公!!!


「うるっせえよッ!!元はと言えば、だいたいお前が原因だろッ!!その俺様と秘密主義とモラハラ気質マジでやめろ!!感情が生まれて消すくらいなら、なんでAIなんか作ったんだよッ!!」

\そうだそうだ!/\言われてるぞ!/
\「お前が喜ぶと思って」って所可愛いなぁ
‼︎/

「心身ってのはメンタルも含まれてんだろ!?それ言われて消えられた俺の気持ちはどうなるんだよッ!!お前、俺と一緒に星を見るって言ってたよなぁ!?今後星見るたびに俺を泣かせるつもりかよッ!!俺に笑っててほしいとか言ってたけど、それも真逆じゃねえか!!お前が消えるって言うなら、俺もう一生笑ったりしねーからッ!!」


\そうだそうだ!/
\実際NEがそうでしたからねッ!!!!!/


こういう場面で納得がいかなかったり、「このままじゃダメだ」って所でグワッと言ってくれるから、ケイ君にはすっごい好感が持てるし共感もできる

誰だって、好きな人の幸せは願いたいでしょうに…。
死の危機から逃れられたスバルさんはある人物のお陰で回復して。
話して分かり合えるのが非常に難しかったであろうポラリス君とは和解して。

こうして今、叶える事ができているじゃないか……。

だから……なんというか……。


お前ら、あきらめるなよ……!!!!

ケイ君の確立選択や過去の過ちからの学習に縛られてちゃあ、新たな未来は切り開けないって事…なんじゃないか…?



その結果、スバルさんとシリウスさんが出した答えによって、この世界は………。




【次元を越えて、栄光と夢を掴んだ星は今…】



仲良くしましょう。機械も人間も、皆で対等に手を取り合って楽し暮らしましょう。あなた達は、本当は人に愛されたい。それだけなんでしょう?分かりますよ。…僕も、あなた達と同じです。


シリウスさんの言葉を受けて、機械達の反乱は静まり、それからこのドームの中ではファンタジーな光景が、そこにはありました。

言葉を発する目覚まし時計やトースター。
更には新しい人種…と言ってよいのか、アンドロイド達もいました。
(元々ドームにいた検温担当者とかは皆アンドロイドだったそうですが)

何か助けてくれたら、まずは「ありがとう」と言ってあげる事。
その魔法の言葉が、機械と人間を友好的な関係へと結びつけて今に至っているのです。
スバルさん曰く「機械側の主張が「感謝される事」なら十分効果的」らしく、単純ではあれど、とても重要な事。

いわば…この世界はポラリス君の願いが叶ったって事なんでしょうかね。

そして……彼の願いもひとつ、叶う時がきました。


ケイ君がラボに帰ると、そこに用意されていたのが……。

シリウスさんの身体…アンドロイドでした。


今までケイ君達とは画面越しやホログラムとして、直接触れる事がなかったシリウスさんですが…その先、次元を飛び出してケイ君達の前に実体化する事ができる時がきたのです。

早速、シリウスさんを接続させて、起動させます。
そして………。




『なぜ、泣いてるんですか。…その涙を、僕が拭ってあげられたらよかったのにと……ずっとそう思っていました。』


『あなたを思うと、胸が暖かくなる。これは、あの人に与えられたものではない。』


一度でいいから、あなたに触れてみたいと。そんな事、あの人に教えられる前から、ずっと思っていましたよ。』


シリウスさんがずっと前から、思っていた願い。


『愛してほしかった。たくさんの人に喜んでほしかった。キミのお陰だよって、僕を抱きしめてほしかった。』


ポラリス君が叶えたかった願い。



それが今ひとつになり、ここで叶えられる時がきたのです─。



「………あたたかい。ずっとこうして、あなたに触れたかった。」




初めて…いや、改めてケイ君に触れて、彼はとても幸せな笑顔を浮かべていました。


これからもずっと、ずっと…。


この温もりを、シリウスさんは─。



……………。


………………。



……………………。





この時にシリウスさんの喘ぎ声も聞けるとは思わなかったよね。←
Thank you……!(?)




【あとがきのようなもの&シリケイに思う事。そして…。】

さて、このシリウスさんルート。
スバルさん、リヒトさんのルートとは大きく違うところがあるのが特徴でしたね。
変化球というか、アナザールートというか…。

まず、「蝕人の死体により…」というあたり。
ケイ君の能力の代償以外で蝕人化や感染が起こる事が一切ないという所がまず一番のポイント。
実際、ドーム内で蝕人化や感染が起きた場面は出てこなかったし。


そして、メインテーマが『人と機械(AI)の絆と愛の物語』という事。
いろいろ考えさせられる事も多かったと思います。
そもそも、このサイキックイクリプスは『超能力』だけでなく『AI』の件も含めて『SF』というジャンルになってるようなもんですからね。

あとは…やはり、シリウスさん自体がとても特殊なキャラクターである事。

元々、シリウスさんには『過去』というものがないキャラクターです。
このドーム生活が既に始まっている中でスバルさんに拾われて今に至る…というか、誕生したもの。
(誕生日はありますがあくまで『設定』なので誕生日≠シリウスさんが造られた日だよね)

元々のアイドルキャラクターとしての過去の話が一切出てこない&シリウスさんのキャラクターを作ったであろう人(育成アプリを作った人とかあたり)や同じタイプのアプリのキャラが出てこないというのもありますね。
(果たして、彼の所属になってるまるゼロハーツに関しては明らかになる日が来るのか…むしろ来い)

そして、このルートはケイ君とシリウスさんの成長物語というのがテーマのひとつではありましたが、ふたりの成長スピードで大きな差が出てるものがありました。

それは…『恋愛感情』です。


このルート、BL要素が結構少ないうえに
(あるとしたら唐突な「キスってした事あります?」「あなたが大好きです、ケイ」ぐらいだろうか)
ケイ君がシリウスさんに「愛」を察知していてもシリウスさんの事を恋愛対象としてはまだ見れてないように見えました。
(NEの「俺達は恋人」は作戦で言ってたのでノーカンだと思ってる)

一方で、シリウスさんはケイ君の事を知れば知るほど、一緒にいる時間が長くなる程…その想いは急成長していき、ケイ君よりも先に『恋人として愛してる』になってるように見えました。

シリウスさんからすれば『世界で一番愛してる人
ケイ君からすれば『かけがえのない大事な相棒

だから、ケイ君がシリウスさんを「恋人」と受け入れるのはまだまだこれからのように見えて。

つまり、このふたりには沢山の『期待』がありそうだという事です。


今まで「キャラクター」として生かされていたけど、新たに生命を授けてもらい、暖かいものを受けて今に至るシリウスさん。
そして、そのシリウスさんをここまで導いた存在でもあるケイ君。

このふたりの物語は、まだまだ『始まり』に過ぎないって事なんですよね。

だから…。



ふたりの成長物語はつづく。





続くったら、続く…!(と、信じる!)







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