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旅ログ062 高松〜武蔵大和

昨日は夏至であり、梅雨入りの日だった。
今日は雨が上がり、蒸し暑い。
車体が線路を抱えて走っている列車は「多摩モノレール」という名前らしい。
高松の駅からしばらく、その線路の下の道を北へ進んだ。
賑やかな施設がたくさん集まる土地のようだ。

その道をそれて住宅街へ入ると、急に静かになった。
学校の前には、東京都の指導者を選ぶ選挙の掲示板が立っていた。

やがて私は、川に突き当たった。

これまで幾度となく出会った人口の川(旅ログ005/016/023/034)の、今までで1番上流に当たるところだ。

ここが上流端かと思ったが、まだ先があるらしい。
1番下流で出会ったところからここまでだけでも、10kmを超えているだろう。
400年近く昔の人が、掘って掘って掘って掘って水を引いたと思うとすごい。

川をわたると、またまったく雰囲気の違う町があった。
大きな団地、四角い区画、広い歩道…。

以前出会ったひばりヶ丘(旅ログ002)や光が丘(旅ログ037)とよく似ている。
この町の名前は「桜が丘」。
『〜が丘』というのは町の工法を表す言葉なのだろうか。

今日は気温は高いが風があり、まだけっこうな距離を歩けそうな気がした。
いったん、イカのスパゲティとカプチーノで休憩をした。

腹ごしらえのあと、また北へ進むと水の少ない川に出会った。

これまた何度か出会った空堀川だ(旅ログ035/047)。
昨日けっこうな雨が降ったというのに、この水の量とは…。
でも大丈夫。
私はこの空堀川が下流で柳瀬川と合流して、立派な川になることを知っている(旅ログ048)。
しばらく川沿いを進んだあと北へ進路を変えると「やまもも通り」という道に出会った。

街路樹がやまももなのだ。
そして運がいいことに今、ちょうど実のなる季節なのだ。

おいしそう!
食べたい!
しかし手の届くところになかなか枝がない。
この町の人たちはどうやって食べているのだろうか…。
なんて上ばかり見上げて歩いていたらセーブポイントについた。
武蔵大和(むさしやまと)の鉄道駅で旅のログを終えた。

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