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木工やDIYはセラピーになる

私が木工を始めたのは5歳くらいでしょうか。その時は母からかまぼこの板をもらって集めて釘でトントン椅子や箱を作ってました。それが木工のキャリアスタートだとすると木工家歴36年を超えています。

転機が訪れたのは2013年、うつ病になって会社を休職することになったのがきっかけです。その時の経験から木工はセラピーだと思うようになりました。この記事ではそう思うに至った考えを書いていきます。

5歳のころキャリアスタートは冗談として、本格的に木工を始めたのは2012年頃に家のウッドデッキを作り始めたことが一つのきっかけです。ウッドデッキの構造やメンテの有無など木材のことを調べるうちに凝っていったのです。

その後、うつ病になり家にずっと居るようになるわけですが、もちろん病ですのでそう簡単には行動することが難しかったです。そんな中少しずつ自分の楽しいと感じることをやるようになり始めます。最初は犬小屋でした。今考えればいい加減な構造でしたがその時は自分にとってはチャレンジでした。

そうしているうちに「より本格的に木工を」やってみたいと思うようになってきます。その理由は2つ、

仕事と違って好き勝手”自分の思った通り”自由にやれる
その成功体験がいいリハビリになるはずだ

と思ったからです。
しかしながらやっていくうちにだんだんと不満足が募り始めます。

強度がなくグラグラ
いす机がガタガタする
色ムラがある
図面がないのでやり直しや失敗ばかり

結局自分の思い通りにはいかない感覚に陥ります。

やっぱり自分はダメな人間だ

そう思ったのですが、木工やDIYが好きなので続けていました。
すると、

失敗してもいいんだ
ちょっとしたグラつきやガタつきがあってもいい
やり直しもまたこれ楽し

と思えるようになりました。
そう、自分の手や頭を動かして木工DIYをして創造的なことを繰り返しているうちに自分とその作業を肯定できるようになっていしました。

セラピー効果がある。
自分なりのスタイルでいいんだ。

そう信じて皆さんに少しでも木工にチャレンジしてほしいと願っています。
時には思った通りのモノができずにイライラすることもあります。
でも達成できた時のうれしさはすべてを帳消しにします。

皆さんも一緒に木工しませんか?
ツルツルすべすべのたくさんの木があなたを待っていますよ。

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