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劇団四季「CATS」おかわりして来ました!

今年5月に放送された【ちゃーじ】をきっかけに、劇団四季デビューし、
(その時のOAの模様がこちら~)


すっかりハマって、また行ってきました!


物語のクライマックスは‥
啓示的な部分もあり、正直、1回目は分からない部分も多かったのですが、それでも、ドハマリして、また、観に行くほど、魅力的な作品でした。



観劇した昨日は、公演後に、キャストさん達による【アフタートーク】イベントもあり、ワクワクが倍増。

イベント終了後、ますます、劇団四季が好きになり、その足ですぐに、次の観劇予定を、と思ったらソールドアウトで、断念😢

でも、「四季の会」というファンの会に即入会し、、
これは、自身にブレーキかけながら付き合わないと、気づけば、【休みの日はすべて観劇!】パターンに陥るな、と思っています。


今年11月11日に40周年を迎えるという「CATS」。
主役が1人(1匹)いて‥
という通常の物語とは違い、24匹の猫たち、それぞれの人生が描かれています。(正確に言うと、全部じゃないんですけどね‥)

そして、それぞれの人生が語られた先に‥
生まれ変わる為に天井に昇っていける、❝たった1匹の猫❞が選ばれるというお話。

個性的で魅力的な猫たちの生き方や考え方がめっちゃめちゃ面白くて、可愛いミュージカルです。

中でも‥
グリザベラという、元娼婦の猫と、
アスパラガスという、年老いた、元劇場の看板役者猫の人生と‥

今の彼女、彼の心境に感情がとても揺さぶられました。
(この2人の歌が、昨日からずっっっと、頭の中でループしています。)


ガス(アスパラガス)は‥
輝いていた時の自分に思いを馳せながら、
その輝いていた時を過ごした、劇場から離れられなくて、
今日もその劇場の前にぽつんと座っている。

みすぼらしく老いていくこと、かつてのように動けなくなること、
誰にも、振り返られなくなること。
どれも残酷で、哀しい。
そんなガスの人生と、彼の歌うナンバーがあまりにもぴったりで、
余計に胸が熱くなりました。


そして、グリザベラ‥
どうして、その世界に身を置くことになったのか、その背景は分からない。
ただ、そのことで、他の猫たちから、疎まれ、蔑まれ、
時には傷つけられることもある。

かつての美貌は衰え、全身から❝痛い❞という悲鳴が聞こえるほど、
彼女は痛々しくて‥。

だけど、それでも、他の猫たちと関わろうとすることを諦めない。
みんなが集まっている場所へ姿を現し、彼女は、今日も彼らに向かって、
手を伸ばす。

このグリザベラを演じたのは、木村智秋さん。
私は、木村さんの演じるグリザベラに、すっかりハマって、
堕ちてしまいました。

グリザベラが歌う、「メモリー」という曲は、あまりにも有名で、
「CATS」を観たことがなくても、その曲の素晴らしさは周知の事実ではありますが‥。

この曲は、グリザベラが、
最初に登場するシーンと、ラスト近くで、歌われます。

序盤「メモリー」を歌う、グリザベラは‥
儚くて、脆くて、哀しくて、切ない。

ラストの「メモリー」も最初は同じだった‥。

だけど、彼女の何かが、他の猫を揺さぶる。


そして―


お願い 私に触って‥
私を抱いて 光とともに‥


木村さんが叫ぶように歌う、このシーンで‥
私は全身が震え、鳥肌が立ち、そして‥
息が詰まり、身動きできなくなりました。
まるで、金縛りにあったみたいに‥

だけど、考えてみれば‥
最初の「メモリー」の時から、、
あんなに弱弱しい歌声の中から、もうどうしようもなく惹きつけられて、
舞台上に、常に彼女の姿を探している自分がいました。





名古屋四季劇場で上演されている「CATS」は、
来年5月に千秋楽を迎えることが発表されました。
申し込んだけど、チケット取れないだろうなぁ、と覚悟はしています。

でも、こういう出逢いは‥
一生のうちに、そう何度もはあるものではありません。

だから、木村さんが演じるグリザベラに会いに、
また、何度か足を運びたいと思っています。







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